京都開催でのエリザベス女王杯はかなりのスローペース傾向でRPCI56以上になることが多く、PCI3(着順上位3頭のPCI平均値)は60を超えることが多い。 上り3F最速馬が馬券に絡むことが多く、過去10年では8年9頭が馬券に絡んでいてうち1着馬が5頭いる。 後ろからでも馬券に絡むことはあるけれど、1着馬になるには最終コーナーで8番手くらいにつけておく必要がありそう。 逃げ馬が絡んだケースは2018年、2019年のクロコスミアのみ(両年ともにクロコスミア)。
レースタイムは2分12秒3~2分14秒3の間で、平均すると2分13秒0前後くらいのタイムになり、上り3Fは33秒前半くらいになりそう。 例年は府中牝馬S、オールカマー、秋華賞当たりの重賞善戦組が馬券に絡むことが多かったけれど、今年は重賞での活躍馬があまりいない。 新潟記念1着のシンリョクカ、府中牝馬S2着のシンティレーション、2走前にマーメイドS3着馬のホールネス。
基本的には3Cからの下り坂でペースが上がり4Fずっと速いペースが続く展開が多い。 長く脚が使える馬に展開が向き易く、瞬発力よりも持続スピード型に展開が向き易い。
前走府中牝馬Sを12番手から進めて上り3F32秒8、A値66でSA値134の高数値でブレイディヴェーグに0.2秒差の2着。 去年のエリザベス女王杯1着馬のブレイディヴェーグと上りが同タイムと末脚の能力は非常に高くレガレイラ相手でも直線で勝負できそう。 騎手がマーカンド騎手に乗り変わりになりどうか。
今年は皐月賞から始まり全て後方からの競馬で上り最速タイムではあるものの掲示板止まり。 どちらかというと東京の方が合いそうだけれど今回のメンバーだと能力は上位。 後方からの競馬になると思うが、最後方付近からになると頭まではかなり厳しい印象。 上手くまくり気味に進めることが出来れば。
A値は低めでそこまで直線の末脚が切れるというわけでもなさそうだけれど、中団くらいから進めてそこそこ良い脚が使えるタイプ。 馬券内率100%が示す通り安定して馬券に絡めるタイプだと思う。 自在性があり1枠に入ったのは少しプラス材料、坂井騎手に乗り替わる点もプラス。
前走は府中牝馬Sに出走して8着。後方からの競馬になるので展開が向かないと吉備位けれど、展開が向くと強い。 今年の阪神牝馬Sでは9番手からの競馬で上り最速32秒9で3着。
今年は大阪杯、VM、府中牝馬Sといずれも13~15着と大敗していて不振続き。 しかしながら去年のエリザベス女王杯3着、秋華賞3着と京都の2200m戦は得意な舞台。 ここでなら馬券に絡める可能性もありそう。 しかし、大敗続きの割には人気が高く馬券妙味はない。
2022年のエリザベス女王杯から不振が続いていて2年間良いところなし。 前走クイーンSでも6着に負けているけれど、この時はA値63、SA値138と高数値で少し復活の兆しが見えた気がする。 C.デムーロ騎手に乗り変わりになり、一変する可能性もあるかも?
前走札幌日経オープンで5番手からの競馬で3着。京都の成績が1-2-0-1-0と相性が良く、前から行って34秒前半の脚が使えそう。 重賞では少々微妙な成績が続いているけれど、S値が高くなるようなスピード勝負になると展開が向き易くなるかも。
本命◎ |
12シンティレーション
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対抗○ |
7レガレイラ
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単穴▲ |
1ホールネス
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連下△ |
5モリアーナ
11スタニングローズ
14ハーパー
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穴馬× |
9キミノナハマリア
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