菊花賞の展開と予想2024年

京都
11R

菊花賞の展開と予想

3000m 芝 良 🌞

菊花賞の傾向

RPCI55前後のスローペースで3分3秒前後の勝負

レースタイムは3分1秒0~3分6秒0まで幅広いけれど、ペースはRPCI55前後になることが多い。 3コーナーの下り坂からペースが上がり4ハロンの勝負になるケースが多く長く脚が使える馬に展開が向きやすい傾向。 上り3Fのタイムもまちまちで34秒0~35秒0くらいになることが多い。 過去10年の京都開催(2012年~2023年)では上り最速タイムの馬が6度1着になっていて、上り2位の馬が3回、3位の馬が1回勝利しているので上りの脚はとても重要。 天気は土曜日に少し強めの雨が降り、日曜日は晴れの予報で稍重~良馬場くらいのコンディションになりそう。

神戸新聞杯組の活躍が目立つ

ローテーションでは神戸新聞杯で3着以内に入っている馬の活躍が非常に目立ちます。 特に神戸新聞杯1着馬の勝率は45%あり、連対率は54%、複勝率72%と非常に高い数値。 今年の神戸新聞杯からの馬はメイショウタバル(1着)とショウナンラプンタ(3着)。 ダービーからの直行はほとんど例がなく、去年の2着馬タスティエーラ(ダービー1着)くらい。

末脚切れる馬、前走2200m以上で馬券内

末脚勝負になることが多く、上り最速馬が過去8年で10頭馬券に絡んでいる(8年全て2着以内に上り最速馬) 後方からでも届くけれど、4Fで加速が必要になることが多く、最終コーナーでは8番手以内にいるのが良さそう。 3~4コーナーでペースが上がるのでまくりっぽくなることが多い。 前走2200m以上からの出走が多く、2000m以下のレースから馬券に絡むのは稀。

数値はTSA値、A値、AG値などが相関関係強そう

上り重視なレースになるので、A値やAG値など末脚に関連する数値との関連性が高い。 AG値70以上が目安になりなりそう。 数値全般が高い馬も素直に活躍していて、強い馬が勝つと言われる菊花賞らしい状況が見受けられる。 今年は全般的に高い馬は不在。メイショウタバルは数値1位の指標が多いけれどスピード系(S値やSP値)が高い(それでもA値3位) A値が高いのはアドマイヤテラ、アーバンシック、メイショウタバル、ピースワンデュック。 AG値が高いのはミスタージーティー、アーバンシック、ヘデントール、ショウナンラプンタ、エコロヴァルツ。 TSA値はヘデントール、メリオーレム、アーバンシック、ウエストナウ、ピースワンデュックあたり。

有力馬診断

ダノンデサイル

今年の日本ダービーの勝馬。ダービー勝利から菊花賞への直行は去年のタスティエーラと同じローテーションになる。 3勝しているのはいずれも2~5番手の前からの競馬で、今回も前から進めるのではないかと思う。 末脚も速い脚を使えるので馬券に絡み易いタイプ。

13アーバンシック

前走はセントライト記念でルメール騎手に乗り変わりコスモキュランダに0.3秒差で勝利。 ダービーと皐月賞では後方からの競馬で負けている。 比較的前の方から進めたほうが馬券に絡むケースが多く、前から進められれば。 騎手は引き続きルメール騎手の騎乗予定で長距離の菊花賞ではいつも以上にプラス材料にしてよさそう。

10メイショウタバル

神戸新聞杯の勝馬。ここ3戦は全て逃げの競馬で皐月賞は17着と大敗しているものの毎日杯、神戸新聞杯と重賞を2勝している。 このレースも恐らく逃げる可能性が高そうだけれど、展開は向きづらいレースになる。 毎日杯も神戸新聞杯も道悪のレースで重賞を2勝しているので、馬場が渋った時はプラス評価になる。

16ヘデントール

前走日本海Sを勝利してオープン入り。青葉賞では負けているけれど、日本海SではA値70SA値129と高い数値で勝利している。 2~3番手の好位からの競馬で上りのタイムが早く、馬券に絡み易いタイプ。 ルメール騎手から戸崎騎手に乗り変わりになる点は少しマイナス材料。 しかし、数値上では末脚が一番切れる気がする。

コスモキュランダ

前走はセントライト記念でアーバンシックに0.3秒差の2着。日本ダービーでは出遅れもあり6着に負けている。 皐月賞で2着、弥生賞で勝っているなど実績は上位。3月以降は全てA値が62~66と高く能力の高さが伺える。 デムーロ騎手騎乗時は残り4Fくらいからロングスパートのようになることが多く、京都競馬場なら展開がハマるかも。

× 17アドマイヤテラ

前走2勝クラスの特別レース、茶臼山高原特別を勝っている馬。格上挑戦になるけれどA値が非常に高く、ここ3戦2200m以上のレースで全て65以上。 稍重の時に数値・実績共に良いことから道悪は得意そうで稍重なら少し評価を上げても良さそう。

× 14メリオーレム

前走神戸新聞杯で5着。稍重の馬場条件が悪かったことを敗因に挙げているので、馬場が渋い時は少し評価を下げたほうが良さそう。 あまり早い脚を使えるタイプでは無さそうだけれど、西部スポニチ賞ではA値73で勝利していて、ステイヤータイプの可能性がありそう。 京都では未勝利戦で走っていて苦手な重馬場で勝利しているので、競馬場自体は相性が良いのかも知れない。

× アスクカムオンモア

前走は稍重のTVK賞で上り最速33秒0で勝利している。3勝が全て道悪での勝利で道悪大歓迎。 良馬場に回復してしまうと厳しいかも知れないけれど、渋い馬場なら格上相手でも。

管理人による馬券予想

本命◎
4ダノンデサイル
対抗○
13アーバンシック
単穴▲
10メイショウタバル
連下△
9コスモキュランダ
16ヘデントール
穴馬×
3アスクカムオンモア
17アドマイヤテラ