今年は京都競馬場での開催となりますので、例年の宝塚記念ではなくエリザベス女王杯での結果から傾向を調査。 6月18日時点での京都競馬場の天気予報は金曜日~日曜日くらいまで雨が続くようで重馬場くらいになると思う。
京都2200mのGI、エリザベス女王杯の傾向では数値の関連性は低め。 ここ3年はNSA値とA値が1位の馬が3年とも1着になっていて、関連度は比較的高いかも知れない。 TSA値の1位はここ10年で馬券内率70%と高く相関性が見られる。 3つ以上の項目で1位になっている馬は馬券に絡み易いけれど、今年は対象馬不在。 今年数値で目立つのはドウデュースでNSA値とS値1位、SP値2位。 TSA1位はプラダリアとローシャムパークで、プラダリアはSP値・S値・SA値・NSA値全て3位と安定して高い数値。 この安定した数値の高さは4位に入りそうな数値である(複勝を買って泣くパターン)
RPCIが54~59のスローペース傾向が強く、レースタイムが2分12秒5、上り3Fタイムが33秒3前後くらいになる予想。 重馬場の場合はタイムが2分16秒5前後、上り3Fタイムが34~35秒くらいになる。 過去11年で9回上り最速馬が馬券に絡んでいて、末脚勝負になりがち。 逃げ馬の場合は上り最速馬に対して1秒くらい差をつけて最終コーナーに入ると馬券に絡める(2018年、2019年エリザベス女王杯のクロコスミア)。 2~5番手の先行馬も過去11年で9年馬券に絡んでいて、前で進められるタイプは有利になりそう。 最終コーナーで11番手より後ろの勝利馬が0頭である程度前にいないと差し届かない。
重馬場になってプラス補正がかかるのはブローザホーン、プラダリア、ディープボンドの3頭。 ブローザホーン、去年の烏丸Sで不良馬場の中S値・A値共に87超えのSA値175の異常値で勝利していて、この時のタイムで走れると今回の宝塚記念でも圧勝出来るレベル。 プラダリア、京都+2200m+重馬場と得意条件が3つ重なりGIを勝つならここしかない!というった好条件。 去年の京都大賞典では重馬場でS値・A値共に72の高数値で勝利しボッケリーニやディープボンドに勝利している。 ディープボンド、2023年以降は京都でのみ馬券に絡んでいて得意なコース。重馬場で数値が上がる。少し距離が短いけれど前から行くと可能性がある。 ややマイナス補正になるのはローシャムパークとルージュエヴァイユで、ローシャムパークは重馬場のスピカSで数値も順位も低く苦手そう。 ルージュエヴァイユは陣営が緩い馬場は得意ではないとの発言があり割引が必要そう。 未知数なのがドウデュースとジャスティンパレス、ベラジオオペラ。ドウデュースは陣営が日本の重馬場は問題ないとの発言があり、ジャスティンパレスはやってみないと分からないとのコメント。 ベラジオオペラはある程度の道悪ならこなせると思うとコメントしている。
武豊騎手騎乗時に国内レースで3着外になったことがない。 SA値が安定して高く、実績とSA値で今回のメンバーの中では最上位。 2200m~2500mの距離でSA値が全て130を超えていて、長距離芝2101m~2700mのSA値ランキングではイクイノックスに次ぐ2位にランクインしている。 京都競馬場は初めてだけれど、中山・東京・阪神で結果を出していて京都も問題なさそう。 後方から進めて3コーナーからまくる展開が有馬記念や京都記念で見られるのでここでもまくる可能性は高そう。 重馬場は国内レースで経験がなく未知数で、海外で活躍出来てない点を見ると重い馬場は少し合わない気がする。
京都大賞典と京都記念で2つのGIIを勝利していて京都は2戦2勝の得意な舞台。 京都記念ではベラジオオペラとルージュエヴァイユに先着している。 距離も2200m~2400mで数値・実績共に高くここは得意な条件。 京都記念の時のタイムが2分12秒1でこの時のタイムで走れると今回も馬券に絡めそう。 数値はA値60前後のSA値120前後と他の有力馬に比べると平凡な数値。 道悪になると数値・実績共に上がるため馬場が渋った場合は積極的に馬券に絡めるべき1頭。 京都2200mと道悪の2つの条件が重なれば勝ち負けまで見えてくる。
前走目黒記念を勝利してGIIを2連勝と2500m戦で無類の強さ。 極端なスローペースになった目黒記念でA値80の末脚で勝利していて、スロー展開になりそうな今回は展開が向きそう。 GI馬のような強い馬とのレース経験がないので今回のメンバー相手にどこまでやれるかは未知数。 京都競馬場での競馬が初めてでこちらも未知数。 日経賞のA値が低めで右回りや小回りは苦手かも知れない。 距離は2400m以上あった方が良さそうで2200mは少し短いかも知れない。 鞍上はD.レーン騎手の騎乗予定で、ここ3戦の高めの数値にレーン騎手の+αがあるとここでも勝ち負けになりそう。 AG値100で1位、A値が2位と上がりの数値が高く上り最速馬は恐らくこの馬で後ろからでも馬券に絡みそう。 道悪は稍重の経験が1度あり、前後のレースよりも数値が上がって勝利しているので良さそう。
前走はドバイシーマクラシックで4着、シャフリヤールやリバティアイランドに先着を許している。 有馬記念ではドウデュースに0.3秒差4着、天皇賞秋はイクイノックスに0.4秒差の2着と安定した成績を残している。 京都競馬場は稍重の天皇賞春で1度走り、数値は低いながらも勝利していて問題は無さそう。 最近は後ろからの競馬が多いけれどA値が微妙な数値なので前から行けないと厳しいかも知れない。 今回騎手がルメール騎手に戻るが、ルメール騎手騎乗時は4戦4勝と非常に相性が良い。 道悪は天皇賞春でのみ経験があり勝利しているけれど、やや未知数。
前走天皇賞春でテーオーロイヤルの0.3秒差2着と健闘したステイヤータイプ。 数値は比較的低いものの天皇賞春、日経新春杯、烏丸Sと京都で実績を残している。 道悪の時に非常に高い数値で好成績になっていて、道悪時は馬券に絡めたほうが良さそう。 京都2200m不良馬場の烏丸Sのタイムは今回の宝塚記念のタイムより早くなりそう。 長距離芝2101m~2700mのSA値ランキングでは今回のメンバーではドウデュースの次に高くローシャムパークと同じ6位につけている。 前からでも後ろからでも行ける自在性があり、前~中団くらいから進めると怖い一頭。 騎手は引き続き菅原騎手の予定で、大崩れしない+得意の京都ということで軽視しづらい。
前走は大阪杯でベラジオオペラにタイム差なしの2着、A値63・SA値130と高い数値。 まくりでの2着で、ドウデュースに併せ馬のようにまくってくるとかなり強そうなイメージ。 得意距離は1800~2000mで2200mはオールカマーでの勝利実績があり許容内だと思う。 長距離芝2101m~2700mのSA値ランキングで第6位に入っている。 京都競馬場は初めてだけれど、前走のようにまくれたり好位~中団で進めてそこそこの末脚が使えるタイプで中山の実績もあり京都は合うと思う。 前走から引き続きで戸崎騎手騎乗で勝率はルメール騎手と比べると低いものの前走高い数値で走れているので大丈夫そう。 道悪は重馬場のスピカSで数値と順位を落としていて稍重の函館記念では勝利しているものの数値がやや低く少し割り引いた方が良い気がする。
前走大阪杯を勝利しGI馬になった。 前走でローシャムパーク・プラダリア・ルージュエヴァイユ・ソールオリエンスらに先着しているのが魅力の一つ。 阪神で3戦3勝、数値も全てA値63以上・SA値126以上で得意な条件だったので、京都開催では前走よりも少し割り引いた方が良いかも知れない。 2走前の京都記念ではプラダリアに負けていて数値もA値56・SA値117と低めだった。 2200mの京都記念と2400mのダービーでやや数値が低く少し距離が長い可能性もありそう。 騎手は引き続き横山和生騎手騎乗で、騎手との相性は間違いない。 道悪の評価は重馬場の皐月賞で数値をひどく落として大敗しているものの同じく重馬場のスプリングSでは高い数値で勝利していて大きな問題は無さそう。
前走幸騎手に乗り替わった天皇賞春をテーオーロイヤルの0.4秒差の3着。 去年から勝ちきれないレースが続いているけれど、京都のレースでのみ3戦して全て馬券に絡んでいる。 2400m以上の長距離レースが多く、2200m以下での勝利は2020年の京都新聞杯まで遡る。 道悪は数値や実績が高くなる傾向なので歓迎。 今回のメンバー相手に2200mでは少し距離が短く感じる。
前走大阪杯ではベラジオオペラにタイム差なしの3着。 その前の2戦が京都2200mで京都記念では8着に大敗、エリザベス女王杯では2着と健闘している。 どちらもやや数値が低くいまいちぱっとしない印象で今回の相手ではもう少し強みが欲しいところ。 数値は大阪杯の時が最も良く、A値64のSA値130で次に高いのが1800m戦のSA値120台なので、2200mは少し距離が長いかも知れない。 今回は騎手が川田騎手に乗り替わり、騎手力で+αがあると今回も馬券に絡める可能性はあるかも。 道悪は重馬場の愛知杯でかなり数値を落としていて重馬場以上悪くなると厳しい。 今回は騎手が良化するものの京都+距離+道悪とややマイナス条件が多くこのメンバーだと少し厳しいかと思うので消し。
本命◎ |
4ドウデュース
|
---|---|
対抗○ |
7プラダリア
|
単穴▲ |
1シュトルーヴェ
|
連下△ |
2ジャスティンパレス
3ベラジオオペラ
12ブローザホーン
|
穴馬× |
5ディープボンド
|