高松宮記念の展開と予想2025年

中京
11R

高松宮記念の展開と予想

1200m 芝 良 🌞

高松宮記念の傾向

RPCI47前後のハイペースで1分8秒3前後のタイム

土曜日に雨が降り夕方時点では稍重。日曜日は晴れる予報で良馬場まで回復する想定。 去年は珍しくRPCI52のスローペースになり、後方からはナムラクレアのみが馬券に絡む決着となった。 ペース配分はスタート直後に下り坂があり、ペースが最も早くラップタイム10秒台のポジション争い。 直線まで続く下り坂で3~4コーナーも11秒台で進み、そのまま直線もペースが落ちることなくゴールまで突き進むタフなレースとなる。

大荒れになることが多い!1番人気が馬券に絡みにくく穴馬が馬券に絡みやすい

過去10年間の三連単の配当は100万円以上となったケースが2回あり、JRAの年間重賞140レースのうち2番目に荒れるレース。 過去6年で見ると1番人気が馬券に絡んだのは2021年のレシステンシアが2着に入った一度のみ。 逆に10番人気以上の人気薄が馬券に絡んだのは5頭いてかなり荒れやすい。 大きな配当となったのは2019年と2022年の2回で、どちらも人気馬2頭が馬券に絡まず17番人気が3着に入る波乱だった。 今年は10番人気以上でもSP値やAG値の色付きが多く、荒れそうな気配が強い。 中京で実績があると穴馬でも馬券に絡み易そう。

差し有利になることが多く後方からでも届くことが多い。1分7秒台のペースで上り3F33秒台で走れると強い

通常はRPCI47くらいのハイペースになることが多く、後方からでも届くような差し有利になることが多い。 後ろからでも届くけれど上り最速馬が馬券に絡むケースは少なめで、3~9番手くらいから長く使える脚を使うタイプが馬券に絡み易い。 上り3Fのタイムが33秒台になると馬券に絡めることが多く、1分7秒台で上り3F33秒台では走れる馬は要チェック。 逃げ馬が馬券に絡んだケースは2回ありどちらも重馬場でRPCI49の平均~スローペースだった。

今年の穴馬探し!

まずは15番人気想定のスズハローム。SA値133は出走馬中1位。この数値は去年のCBC賞でタイム差なしの2着になった時の数値。 中京1200mで1分7秒5、上り3F33秒4で走れているので中京は得意そう。SP値とAG値も色付きで実績が低いものの中京なら。 前走14kg増で凡走しているので450kg台まで絞れていれば。

次に16番人気想定のドロップオブライト。前走の淀単距離Sでは9番手からの競馬で7着と負けているけれど、去年のCBC賞では3番手からの競馬で上り3F33秒6,1分7秒5で勝利。 知立Sでも3番手からの競馬で上り3F32秒9、1分7秒6でどちらもA値67でSA値131以上の高い数値で勝利している。 この時の走りが出来ると今回の相手でも勝ち負けになる。

次に10番人気想定のオフトレイル。SP値90、AG値100と非常に高い数値。 前走初めてのスプリント戦で13番手からの競馬で9着と大敗。 後方からの競馬で上り最速で差し切るのが持ち味のタイプで、S値が61を超える高速決着で実績・数値共に良くなるので実はGIの方が本領を発揮しそうなタイプ。 後方からでも届きS値も70を超えるような高速レースになりがちな今回は展開が向きそう。

次は11番人気想定のペアポルックス。オーシャンSとラピスラズリSの中山1200mで1~2番手から進めて上り3F33秒台で走れて好走している。 A値はどちらも69を超え、数値だけを見ると非常に高い。中京は初だけれどコースは合いそうな気がする。 ただし稍重で成績と数値が落ちるので落ちるので馬場状態によっては消しで大外枠もマイナス材料。

最後に17番人気想定のトゥラヴェスーラ。中京1200mなら走る。高松宮記念は3度走っていて一番悪い結果でも4着で去年は3着。 全て重馬場以上に道悪での結果だからかもしれないけれど、中京1200mで上り3F33秒前半で走れる脚がある。 御年10歳のおじいちゃん?今年の阪急杯は確かに数値的に怪しい気もするけれど関係なさそう!

有力馬診断

14ナムラクレア

前走はルメール騎手に乗り変わり、阪神Cに出走し13番手後方からの競馬で勝利。2走前は武史騎手騎乗でスプリンターズSを12番手後方からの競馬で3着。 2024年は10番手より後ろからの競馬になることが多く、末脚を活かしたレース展開が多かった。 札幌以外ではどこのコース、馬場状態でも上り3Fを33秒台で差し、馬券に絡む安定性がある。 ルメール騎手騎乗でレース展開に併せた走りは出来ると思うので、より安定性が高くなりそう。 懸念点は後方からの競馬になるので、展開次第では差し届かなくなるようなケースもありそう。 今回もいつも通り強敵だらけだけれど過去のGI出走の中で一番信頼出来そうなくらいにマイナス要素が少ない。

12トウシンマカオ

去年のスプリンターズSで1分7秒0とルガルにタイム差なしの2着、2走前はセントウルSで10番手からの競馬で上り3F33秒1の末脚でママコチャに0.1秒、モズメイメイに0.2秒差で勝利している。 5~7番手くらいの前~中団で進めて速い上りを使えるタイプで、中京なら33秒前半の末脚が使えるタイプ。 今回は武史騎手に乗り変わりになり、去年のオーシャンS以来のコンビ。オーシャンSでは勝利しているので問題はないと思う。

ルガル

去年のスプリンターズSでは3番手からの競馬で1分7秒0、S値69と速いタイムでトウシンマカオやナムラクレアの速い上りから勝ち切る強い競馬を見せた。 国内のスプリント戦は2-2-0-1とスプリンターズSを含めて安定して走れていて、唯一負けた高松宮記念は後に骨折が判明していて度外視して良さそう。 2着だった二回はどちらも京都でのレースで、トウシンマカオとモズメイメイに負けている。

15ママコチャ

前走はオーシャンSに出走し3番手からの競馬で勝利。中京競馬場はセントウルSで3番手からの競馬で上り3F33秒9、1分7秒8でトウシンマカオに0.1秒差の2着の実績がある。 サトノレーヴと同じように3番手くらいからの競馬で上がり3F34秒0くらいの末脚で勝ち切れる競馬が得意。 良馬場の1200m戦だけで見ると2-2-0-1-0とスプリンターズSの勝利を含み全て重賞の5戦全てで掲示板、連対率80%と安定した成績を残せている。 道悪時に実績と数値が落ちるので、馬場が回復しないような場合はマイナス修正を入れた方が良さそう。

マッドクール

前走は阪神Cで3番手からの競馬で2着。数値的に一番良かったのは2022年の3歳時で、この時の知立SやシルクロードSの数値は非常に高い。 その時と比べると、2024年のレースは少しスピードに欠ける印象でスピードに下降傾向を感じる。 とはいえ、去年の高松宮記念の勝馬でタイムが1分8秒台を超えるような遅いレースタイム展開になると馬券に絡める可能性が出てきそう。 タイプはサトノレーヴやママコチャらと同じように前からで粘れる脚を使えるタイプ。 去年の高松宮記念を勝っている通り重い馬場の方が歓迎のタイプで、馬場状態によってはプラス補正を入れて良さそう。 最内枠を引いたのでスタートから前に出れると強そう。明確な逃げ馬も不在なので逃げる可能性まであり。

10サトノレーヴ

前走はモレイラ騎手騎乗で香港スプリントに出走し3着。今回も引き続きモレイラ騎手の騎乗となる。 スプリント戦では6-1-1-1と非常に安定して走れている。 モレイラ騎手騎乗時の春雷Sの時の数値が最も高く、騎手との相性は良さそう。 3番手くらいからの好位から進める競馬で上り3F34秒0前後くらいの末脚で勝ち切る競馬を得意としている。 スプリンターズSではスタートやや出遅れて8番手からの競馬になり7着に負けていてスタートで前につけないと展開が厳しくなりそう。 切れる末脚があるわけではないので、ハイペースの消耗戦に持ち込み勝ち切れるパターンに持ち込みたい。 重賞実績が函館と札幌の洋芝でしかない点と前走相手強化のスプリンターズSで負けている点から中京+今回の相手で厳しいと判断して消し。

× 17ドロップオブライト

CBC賞を勝利、3番手からの競馬で上り3F33秒6、A値67。 知立Sでは3番手からの競馬で上り3F32秒9で同じくA値67と非常に高い数値で勝てていて、中京1200mは走る。 前走は走れていないので前から行けた方が良さそう。

× オフトレイル

末脚番長。後ろからでも届く可能性があるここなら一発あるかも。

× 11スズハローム

CBC賞の時の数値がメチャクチャ良くて、騎手変わりもあり可能性を感じる大穴馬。

× 18ペアポルックス

逃げそうな馬。ただし大外枠なのでかなり厳しそうではある。 他に逃げそうな馬がいないので前に出られれば。

管理人による馬券予想

本命◎
14ナムラクレア
対抗○
12トウシンマカオ
単穴▲
6ルガル
連下△
1マッドクール
15ママコチャ
穴馬×
5オフトレイル
11スズハローム
17ドロップオブライト
18ペアポルックス