ペース傾向は超ハイペースからややスローペースまでと幅が広いけれど、よく見られるのはRPCI52前後のややスローペース。 レースタイムも1分34秒0~1分36秒台まで広めだけれど、基本的には1分34秒4くらいのレースタイムになる。 前半超ハイペースになるハイペースパターンが過去10年で3回あるけれど、比較的レアケース。 基本的には最終コーナーまで淡々と進み直線の2~3ハロンの直線勝負になることが多い。
ここ5年はRPCIが52未満の平均~ハイペースのレースが続いていて、後ろからの馬に展開が向くケースが多い。 過去15年で見ると逃げ馬の活躍がちらほらとみられるものの、他のレースと比べると前からの馬が順当に勝てるようなケースが少ない。 人気馬が馬券に絡むケースが少ないレースで、過去10年で1番人気が馬券に絡んだのは2回(0-2-0-8)、2番人気は1回(1-0-0-9)。 前走未勝利からの勝ち上がりの馬の活躍が目立ち、次いで黒松賞や赤松賞、ひいらぎ賞などの1勝クラス特別レースからの出走馬で過去にはスターズオンアースやアエロリットが前走1勝クラスで2~3着から参戦している。
ここ数年は差し競馬が優勢で、最終コーナーで5~10番手くらいで上り3Fを34秒台で走れると勝ち負けになる。 過去11年で見ると逃げ馬の勝利も4回あり、逃げて上り3Fを35秒0前後で走れるとこちらも勝ち負けになる。 最終コーナーで10番手までに入らないと1着になるのが難しく、2023年のキタウィングのように4コーナーでまくる様にして前に出られると後方からでも勝てる可能性が出てくる。 比較的先行馬は勝率も馬券に絡む確率も低く、基本的には差し競馬が有利になりそう。
展開が重要になったり当日の調子で一変したりするケースが多いためか、数値の相関関係はやや低め。 NSA値やA値、TSA値はそこそこの相関関係が見られる。 今年数値が良いのはNSA値とSA値が1位、SP・AG・S・TSA値2位、A値3位のマイスターヴェルク。 次いでAG値1位、NSA値とA値2位、TSA値3位のレイユール。 TSA値とS値1位、NSA値3位のエリカエクスプレス、A値1位のハードワーカーなど。
ここ2戦とも上がり最速値でA値65の高数値で走れている点が高評価。 新馬戦は中山のマイル戦で1分35秒2、上り3Fを34秒2と直線は良い末脚が使えている。 末脚は出走馬の中で一番目立ち、展開が向き易そう。
前走は2番手からの競馬で新潟1600mの未勝利戦を勝利。 新馬戦ではレコード決着となったレースでファンダムに0.8秒差で負けているものの、レースタイムは1分33秒7、上り3F33秒6と優秀な数値だった。 数値では最も目立つが、新馬戦での数値が元になっていて、この日は多くのレースで数値が高く少し割り引いて考えたほうが良さそう。
前走は芙蓉Sに出走したものの、心房細動で競争中止となった。 新馬戦では中山2000mで逃げて上り3F34秒3の末脚で勝利している。 逃げるかどうかは不明だけれど、前から行って早い末脚が使えるので可能性は十分にありそう。
前走は阪神JFに出走し後方からの競馬になり良いところなく10着に負けた。 2走前はアスター賞で1分33秒6、上り3F34秒0と良い数値で走れているが、翌日の新馬戦で1分32秒8のタイムが出ているので参考値程度にした方が良さそう。 それでも中山1600mで勝ち切れている点からもこの条件は得意そう。
本命◎ |
8レイユール
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対抗○ |
1マイスターヴェルク
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単穴▲ |
5ハードワーカー
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連下△ |
3ジャルディニエ
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