ペース傾向は見事にバラバラでレースタイムもまちまち。基本的にはRPCI52のややスローペースでレースタイムは2分32秒0前後になることが多い。
ここ5年は上り3Fのタイムが1位もしくは2位の馬が勝利していて、後半3~5Fの勝負になりがちで末脚が切れる馬に展開が向き易そう。
2023年は逃げたタイトルホルダーが3着に入り、キタサンブラック以来久しぶりに逃げ馬が馬券に絡んでいる。
今年は目立った逃げ馬が不在でスタニングローズ、スターズオンアース、ベラジオオペラの前からの馬が出るか、内枠に入ったブローザホーンやダノンデサイル辺りが逃げる可能性がありそう。
どちらにしてもスローペース傾向が強く位置取りがとても重要なレースになりそう。
グランプリレースらしく、錚々たるメンバーが揃った歴代の勝利馬たちですが、ここ5年は上りの速い馬達が占めています。
速いと言っても上りは34秒台になり、そこまで脚を貯めて瞬発力勝負というよりもスタミナ勝負になるようなイメージ。
中団から後方で進めて3~4コーナーでまくり気味に3番手くらいまで上げていくのがここ最近の有馬記念の勝ちパターン。
このパターンでここ5戦内で勝ち負けしているのはプログノーシス、アーバンシック、ローシャムパークの3頭で展開が合いそう。
過去6年は上り最速馬と2位の馬の活躍がとても目立つ。2017年はスローペースとなりやや前残り気味な展開となっていて、去年もその傾向が強い。
ここ6年ほどは中団から後ろでの競馬で3コーナーから4コーナーで前まで出てきて勝利するパターンが続いているのでまくりでの実績があると良さそう。
天皇賞秋、菊花賞、ジャパンC、エリザベス女王杯からのローテーションが大半を占めていて、前走がGII以下の馬が馬券に絡むことは稀。
逃げ馬が馬券に絡んだのは過去15年でキタサンブラックとタイトルホルダーのみで、積極策が見事に決まる可能性はとても低そうだが、スローペースになれば前残りになる可能性もある。
今回のメンバーで前から行きそうなのはベラジオオペラ、スターズオンアース、スタニングローズ辺り。
数値の相関関係は強めで、ここ4年くらいはAG値やA値の1位の馬が良い結果に繋がっている。
A値が最もよく、1~3位の馬の活躍が目立ち、次いでNSA値、TSA値、SA値、A値の順で良い。
今年数値で目立つのはA値とAG値がどちらも1位のシュトルーヴェ。
次にNSA値とSA値、S値が1位でA値が3位タイのベラジオオペラ。
AG値2位、A値3位タイでSP値1位のジャスティンパレス、A値2位のブローザホーンとAG値3位はレガレイラなど。
前走は菊花賞で2着に0.4秒差をつける圧勝。 日本ダービーでは11着と大敗しているけれど、この時の鞍上だった武史騎手はハッキリとした敗因についてコメントしていない。 菊花賞ではRPCI53のややスローペースな展開で3コーナーから前に出て勝利していて、今回予想される展開に最も合いそう。 騎手は引き続きルメール騎手で、セントライト記念と菊花賞を2戦2勝していて相性も良さそう。 ここ2戦実績はもちろん最上だけれど数値は古馬の歴戦の猛者と比べると少し低めで、今後を占う試金石となる一戦になりそう。
前走は海外遠征でコックスプレートに出走し2着で、その前は札幌記念で4着。 中団くらいからの競馬で速い上りを使うことが出来、馬券に絡み易いタイプ。 今年の金鯱賞で11番手からの競馬でまくり気味に進め上り最速、2着のドゥレッツァに0.8秒差の大差で圧勝している。 基本的に2000mが主戦場で2200m以上の距離は初めてで不安材料のひとつ。 全てのレースで馬券に絡み賞金を積み重ねている安定さとまくりが決まった時の圧倒的な強さが魅力。 騎手変更もマイナス材料だが今年はGI初制覇になった騎手が多く、年の瀬に三浦皇成騎手もGIジョッキーとなる、そんなドラマを見たい。
前走はジャパンCに出走し直線あまり切れずに7着。 去年の有馬記念ではドウデュースに0.1秒差の2着に入っていて、前からの競馬なら東京よりも中山の方が合いそうな気はする。 S値60以上の速いタイムのレースではかなり粘る脚を使えるのでここでも馬券に絡める可能性は高そう。 逃げ馬不在なのでスローペースのスタミナ勝負になるような展開が最も望ましい。
前走は菊花賞で上り3F35秒5の末脚を見せたものの6着。横山典騎手は敗因に流れの悪さを挙げていて不運だったとコメントしている。 ダービーでは前からの競馬で上り3F33秒5、A値68と高い数値で勝利している。 能力はある馬なので、内枠を活かし前から行けるとそのまま速い上りで勝ち切るまでありそう。
前走は天皇賞秋で3番手からの競馬で6着。2走前は重馬場の宝塚記念で前からの競馬で3着。3走前は大阪杯で2番手からの競馬で勝利している。 ここ3戦はGIでの出走だったこともあり数値が非常に高い。 前から進めるタイプで距離が長くても、タイムが速くても良い末脚が使えるので展開は向き易いかも。 どちらかというとスローペースよりも平均ペースくらいが良いタイプ。 距離はダービーでタイム差なしの4着と走れているので大丈夫だと思う。
前走はエリザベス女王杯に出走し久しぶりの勝利。 ここ2戦はA値63以上、SA値134以上の高数値で走れていて前走たまたま勝利できたというわけではなさそう。 今回は逃げ馬が不在なので極端なスローペースになると展開が向きそう。 大阪杯では逃げて8着と負けているので逃げる可能性は低そうだけれど、Rムーア騎手なら可能性はありそう。 距離は2500mは過去最少ながら、エリ女の勝利とオークスで2着になっている点からそれほど問題はない気がする。 Cデムーロ騎手騎乗でエリ女1着、Dレーン騎手騎乗でオークス2着と海外騎手起用で実績があり、ムーア騎手騎乗は活躍が期待できるかも。
前走は海外遠征でBCターフに出走し2着とシャフリヤールには1と1/2馬身差先着している。 今年の大阪杯では後方からの競馬から早めに2番手につけて、そのままベラジオオペラとタイム差なしの2着に入っている。 毎日王冠と宝塚記念では負けているものの、今回の条件の方がこの馬には合いそう。 マーカンド騎手への乗り変わりは未知数だが、比較的中山では好成績で走れている。 枠は3枠で好枠。
前走はジャパンCで後方からの競馬で10着、2走前は宝塚記念で11着。 2戦連続で凡走が続いているものの、その前の目黒記念ではA値80、上り3F32秒9と速い上りで勝利している。 3戦前の日経賞でも2分31秒4と速いタイムで勝利していて、今回の条件は悪くない。 AとAG値が1位と数値上は今回のメンバーでも勝ち負けできそう。 あまり起用に走れるタイプではないけれど、展開が向けば一発ありそう。
| 本命◎ |
3アーバンシック
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|---|---|
| 対抗○ |
10プログノーシス
|
| 単穴▲ |
7スターズオンアース
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| 連下△ |
1ダノンデサイル
5ベラジオオペラ
6ローシャムパーク
13スタニングローズ
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| 穴馬× |
12シュトルーヴェ
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