スプリンターズSの展開と予想2024年

中山
11R

スプリンターズSの展開と予想

1200m 芝 良

スプリンターズステークスの傾向

ペース傾向はハイペースだけれどバラバラ

スプリンターズSのペース傾向は見事にバラバラ。 レースタイムもバラバラで1分7秒1から1分8秒3まで幅広い。 今年は9月21日に2歳レコードが出るなどかなりの高速馬場なので速い時計になり易そう。 天気は9月24日時点では金曜日~土曜日に雨予報のため馬場状態を少し気にした方が良さそう。

数値の相関関係はNSA値が高く、A値・S値辺りも良い

数値の相関関係はかなり強めで特にNSA値が高い。 過去10年間でNSA値1位の馬が1着になったケースが7年。 次いでA値の関連性が高く、A値2位までの馬が過去10年で8回1着になっている。 今年NSA値1位がサトノレーヴで2位がトウシンマカオ、3位がモリノドリーム。 A値1位はトウシンマカオで2位がビクターザウィナー、3位がサトノレーヴとナムラクレア。 数値で目立つのはサトノレーヴ、ウイングレイテスト、トウシンマカオの3頭。

ここ3年は王道競馬の勝利が続く、差しがやや有利

2021年~2023年は3番手からの王道競馬での勝利が続いていて先行馬優勢。 それ以前は差し競馬が目立ち、グランアレグリアのように異常な末脚の場合は後ろからでも届くケースがある。 ローテではセントウルS>キーンランドC>北九州記念の順でスプリント重賞からの出走馬の活躍が目立つ。 今年はセントウルSからトウシンマカオ、ママコチャ、モズメイメイら5頭、キーンランドCからサトノレーヴ、エイシンスポッター、オオバンブルマイら5頭。 北九州記念からの直行はなしでピューロマジックが1着でセントウルS(13着)のローテーション。

道悪での得意不得意

道悪が得意そうなのは今年重馬場の高松宮記念を勝っているマッドクールが重馬場で2戦2勝。 重馬場のアーリントンCを勝っているオオバンブルマイ。ナムラクレアが重馬場の高松宮記念2着、去年重馬場だったキーンランドC1着、不良馬場の高松宮記念2着と連対率100%。 逆に苦手そうなのはサトノレーヴで重馬場の阪急杯4着と唯一馬券外で、1勝クラスで重馬場時に勝利したものの唯一SA値100以下、稍重でも1勝クラスで2着と不振。 トウシンマカオも高松宮記念で重馬場、不良馬場の2023、2024どちらも大きく負けていてあまり得意ではなさそう。

有力馬診断

12サトノレーヴ

キーンランドC1着、函館スプリントS1着と北海道のスプリント戦を2勝したサマースプリントシリーズのチャンピオン。 春雷Sなど中山で3戦3勝と得意な条件。 NSA値とTSA値で1位、S値とSA値が2位と数値が高く、現在スプリントSA値ランキングの1位。 騎手は前走から引き続きレーン騎手の予定で鞍上も最強。 道悪時に唯一の4着(ただし千四の重賞)や数値が落ちる(ただし1着)など少し苦手そうなところが見られるので、馬場が渋い時は少し割り引いた方が良いかも。

トウシンマカオ

前走セントウルSをA値68、SA値131の高数値で勝利しスプリント重賞4勝目。 中山競馬場では今年のオーシャンS(稍重)でA値64、SA値130とこちらも130以上の高数値で勝利している。 AG値とA値が1位でNSA値が2位と数値が高くスプリントSA値ランキングの2位タイ。 A値系が高いので直線勝負のような展開になると強そう。 騎手は引き続き菅原騎手騎乗で相性の問題はないけれど、相手の騎手メンバーを考えると少し見劣りはする。 スプリント戦では道悪の高松宮記念でのみ大きく負けていて道悪が少し苦手かも知れないので、馬場状態によっては少し割り引いた方が良いかも。

ナムラクレア

前走はキーンランドCで5着とGI以外では初めての馬券外となったが直線で進路が狭く騎乗ミスを原因として挙げていたので度外視で良いかと思う。(それでもSA値125で5着だったけれど) ここ2年道悪だった高松宮記念でどちらも2着、去年の重馬場だったキーンランドCではSA値133で勝利していて道悪は歓迎。 中山はスプリンターズSで2戦していて0-0-1-1とナムラクレアにしては比較的苦手そう。 鞍上は浜中騎手騎乗停止のため武史騎手に乗り変わりになり、これが功を功を奏せば。

マッドクール

香港での競馬を除くとかなり安定した成績で今年の高松宮記念の勝利馬。 重馬場時に2戦2勝で天も味方につけそう。 去年のスプリンターズSでママコチャにタイム差なしの2着になっていてコース的な問題も少なそう。 前からの競馬になり展開的にも向きそう。

ママコチャ

去年のスプリンターズSの勝利馬で、前走はセントウルSでトウシンマカオに0.1秒差の2着。 重馬場だった今年の高松宮記念では8着と負けているけれど、馬場ではなく気温(寒かった)を問題として上げていて道悪は割り引かなくても良いかなと思う。 高松宮記念以外では1-2-0-0と重賞連対率100%で非常に安定している。 3番手からの競馬で王道的な競馬が多く展開は向き易そう。

14ビクターザウィナー

香港からの参戦で、今年の高松宮記念で3着の実績がある。 道悪の高松宮記念で3着に入っているので、馬場が渋った時は馬券に絡めたい。 今回は日本の競馬場を比較的知っているモレイラ騎手騎乗ということもあり高松宮記念よりも走る可能性も十分ありそう。

× 10ピューロマジック

スプリント戦では全て逃げているピューロマジック。 今回もハナを取りに行くのではないかと思う。 前走セントウルSでは1番人気ながら13着と大敗。敗戦理由も良く分らずなかなか判断が難しいところ。 葵Sの時にA値63SA値131の数値で勝っていて今回のメンバー相手でも十分勝負になる数値。

× 16ウイングレイテスト

今年の函館スプリントから初めて1200mに距離を短縮して2着、続く前走ではアイビスSDで2着と短距離戦で安定した成績。 前目から進める競馬で安定して馬券に絡めるタイプ。

× 15ヴェントヴォーチェ

靭帯の負傷による休養から1年半ぶりの出走。 ルメール騎手騎乗時に重賞を2勝していて、2023年のオーシャンSではA値69、SA値135と高数値で勝利している。 今回もルメール騎手騎乗で可能性を十分感じる一頭。

管理人による馬券予想

本命◎
12サトノレーヴ
対抗○
2トウシンマカオ
単穴▲
5ナムラクレア
連下△
6ママコチャ
7マッドクール
14ビクターザウィナー
穴馬×
10ピューロマジック
15ヴェントヴォーチェ
16ウイングレイテスト