日本ダービーの展開と予想2025年

東京
11R

日本ダービーの展開と予想

2400m 芝 重

日本ダービーの傾向

スローペースの消耗戦になるけれど速い末脚が必要

RPCI54~57のスローペースになり易く、後半4~5ハロンでのスピード勝負になり易いです。 2017年くらいまでは直線に入ってからヨーイドンの3ハロン末脚勝負!みたいな傾向が強かったのですが、最近は3~4コーナーくらいからペースが速くなり、ロングスパートになる傾向です。 去年は前半かなり遅めのスピードから5ハロン11秒台の特殊なペースになりました。 ここ2年は2分24秒~2分25秒くらいのタイムになっていますが、前半のペースが速くなると2分22秒くらいのレースタイムになります。

末脚は33秒5くらいの速さが欲しい。ここ2年はPCI3が60超え

ここ4年ほどは上り3Fのタイムが33秒5くらいの馬が馬券に絡むケースが目立ちます。 ポジションは4~6番手くらいで進めるタイプが目立ち、後ろからになると届きづらい印象です。 ドウデュースがイクイノックスに勝った2022年のダービーは両馬とも後方からの競馬で勝利していますがレアケースだと思います。 2分22秒くらいの速いレースタイムの場合は後ろからでも届きます。 2分24秒くらいのやや遅めのタイムで前が余力を残した状態で押し切るパターンが2年続いていて、どちらのタイムでも対応できる前から行けるタイプが良さそうです。

指標の数値はSP値・A値・NSA値あたりが良さそう

比較的数値の相関関係は弱めですが、SP値・A値・NSA値が比較的良さそうです。 SP値とA値がNSA値のうち2つの項目が2位以内の馬が馬券に絡むケースが多そうです。 今年巣地で一番目立つのはファンダムで、SP値を除く6項目が1位とぶっちぎりです。 次に良さそうなのがクロワデュノールでSP値とS値が2位、NSA値2位タイです。 同じくらい良いのがジョバンニでNSA値2位、A値3位、SP値は4位。 マスカレードボールはSP値・SA値・TSA値が2位、AG値3位。 ミュージアムマイルがSP値1位、TSA値2位、SA値・S値が3位。

馬場の状態で少し変わりそう

土曜日は断続的に雨が降り続き馬場が少し荒れているようでした。 土曜の7レースは最内を走ったパワースナッチが押し切りましたが、10レースはだいぶ内をあけているように見えました。 日曜日は晴れ予報である程度回復すると思うので、日曜日の芝レースの傾向を見ておいた方が良さそうです。

有力馬診断

暫定情報です。レース日の12時くらいまで変更する可能性があります

ファンダム

能力
130
騎手
20
展開
70
安定
80
実績
60
距離
40

中山1600m新馬戦を2番手からの競馬でアガリ3F33秒4でレコード勝利していてこの時がA値71、SA値135と最高数値でした。 2戦目は中山1600mのジュニアCde2~3番手で進めて上り3F34秒2で勝利し、A値67、SA値126と高数値で勝利しました。 前走は毎日杯に出走し、やや後ろの9番手から上り最速32秒5の末脚で勝利していて、A値68SA値128と3戦全てで高数値の勝利となっています。 3戦全てでA値が67以上になるのはかなりのレアケースで、数値上は歴代でも最上位レベルだと思います。 歴代の馬で似た数値を探してみると、コントレイル、サリオス、マカヒキなどが近いかも知れません。 前からでも中団からでも高い数値で勝てているのでレース展開もある程度自由に変えられそうな点も良いです。 距離は陣営のコメントで折合面にやや不安があるとしていましたが、馬体診断的には合いそうなんて記事がありました。

13クロワデュノール

能力
125
騎手
50
展開
70
実績
80
安定
80
距離
60

前走皐月賞は不利がありながら2着と負けてはいるものの相変わらずの強い内容だったと思います。 前から行くタイプで、皐月賞よりもダービーの方が展開は合いやすいのではないかと思います。 状態が微妙に見えた東スポ杯で上り3F33秒3で勝利していて、中山と比べると東京の方が得意なように見えます。 距離については陣営のコメントでは問題ないとしていました。 相変わらず安定感では一番良さそうに見えます。

ミュージアムマイル

能力
118
騎手
90
展開
50
実績
80
安定
40
コース
40

皐月賞勝利で実績は最上位です。京都でのA値が高く、京都ではかなり評価できるのですが、東京ではどうか。 33秒5以内のような速い上りで走れたケースがない点は少し合わない気がします。 左回りについては実績的には中京の新馬戦で3着と負けているものの陣営のコメントでは左回りの方が合うとしていました。 距離について陣営のコメントは見当たりませんでしたが、馬体診断的には問題なさそうという記事がありました。

17マスカレードボール

能力
125
騎手
60
展開
40
安定
40
コース
80
距離
70

皐月賞では後方13番手くらいからの競馬で上り2位の33秒9で3着でした。 中山GIではどちらも後ろからの競馬で負けていますが、東京や新潟では負けなしの3戦3勝と東京の方が合うのは間違いなさそう。 距離延長も心肺機能の強さを挙げていて、距離延長はプラスになりそうです。 皐月賞ではゴール前の瞬発力が目立っていて末脚番長のように見えますが、前からでも行けるタイプで東京では2戦とも好位から勝っています。 今回は大外枠に入ったため前から行くのは厳しそうですが、中団くらいから進められると強そうです。

エリキング

能力
115
騎手
70
展開
60
コース
60
距離
50
安定
40

皐月賞では10番手くらいの後方からの競馬となり11着に負けていて敗戦理由もいまいち良く分っていません。 初めての18頭立てでかなりバチバチぶつかっていたのでその辺が理由だった可能性がありそうです。 野路菊Sでは3番手からの競馬で上り3F33秒4、A値70と非常に高い数値で勝利しています。 速いタイムになった皐月賞で大きく負けている点から少し遅いタイムになった方が展開が向きそうな気がします。 前から進めて速い上りが使えるので、展開がハマれば十分馬券に絡んできそうな一頭です。

ショウヘイ

能力
110
騎手
70
展開
70
コース
50
距離
60

前走は京都新聞杯に出走し2番手からの競馬で上り最速33秒8で勝利しています。 新馬戦での数値が非常に高く、2着に負けているものの上り3F33秒2のA値70と非常に高い数値で走れています。 4戦全てが京都競馬場での実績で東京は未知数な点が多いです。 距離は前走走れている点から良さそうというコメントがありました。 騎手はルメール騎手に乗り変わりとなりますが、ややプラスと考えて良いかと思います。

ジョバンニ

能力
125
騎手
60
展開
60
距離
60
コース
50

皐月賞ではやや不利がありながら4着に入っています。 勝利が少ないものの安定して馬券に絡めています。 若葉SではA値65、野路菊SではA値70で勝利出来ていて、前からの競馬で速い上りを使うことが出来ます。 前から進めるタイプなので、展開も合いやすいと思います。

× 16ファイアンクランツ

能力
120
騎手
50
展開
40
安定
60

前走は青葉賞で上り3F33秒7、2分24秒9でエネルジコの2着でした。 6戦1勝と新馬戦でしか勝ち星がないもののA値が安定して61以上で走れていて成績も3着内率が非常に高いです。 青葉賞では9番手とやや後ろからの競馬ではありましたが上り3F33秒7はダービーでもギリギリ通用するタイムで走れている点が好材料です。 東京で3戦して全て上り3F33秒5前後で走れている点も好材料です。

管理人による馬券予想

本命◎
6ファンダム
対抗○
13クロワデュノール
単穴▲
7ミュージアムマイル
連下△
2ショウヘイ
3エリキング
9ジョバンニ
17マスカレードボール
穴馬×
16ファイアンクランツ