ペースはハイペースからスローペースまでまちまちだが、スローペースになることが多くRPCI56前後の末脚勝負になることが多い。 平均ラップは11秒5~11秒9くらいまでやや幅広く、平均的には11秒8でレースタイム1分58秒0前後になる。 末脚勝負になりやすく、上り3Fのタイムが32秒台から33秒前半になることが多い。
前走がダービー、宝塚記念、安田記念などGIからの出走で馬券に絡んでいる馬が活躍するケースが目立つ。 その他札幌記念やオールカマー等GIIからの出走組。 GIIIからのローテーションや前走馬券に絡めていないとやや不安視した方が良いかも知れない。 今年の出走馬では安田記念組が不在で、宝塚記念からソールオリエンスとベラジオオペラ、ドバイ組にリバティアイランドとダノンベルーガ、オールカマーからレーベンスティール、毎日王冠からホウオウビスケッツ、札幌記念からノースブリッジ。
数値の相関関係ではAG値1位が過去10年で1着4回、2着以内6回、3着以内8回と優秀で、AG値3位以内の馬が10年中7回1着になっている。 TSA値2位までの馬が過去10年で同じく7回1着になっていてこちらも相関関係が強め。 強い馬がそのまま勝つことが多く、数値1位の項目が4つ以上あると馬券に絡む確率が高いけれど、今年は分散してる模様。 今年数値で目立つのはSA値とNSA値、SP値の3項目で1位のジャスティンパレス、AG値1位、SA値2位のリバティアイランド、TSA値1位SA値2位のレーベンスティール。
ここ9年は実績上位3頭のいずれかが1着になっている。実績上位3頭以外が勝利したのは2014年のスピルバーグまで遡る。 実績1位の馬は過去10年で6度勝利している。 今年の実績上位はリバティアイランド、ドウデュース、ジャスティンパレスの順で、特にリバティアイランドとドウデュースが極めて高い。 例年通りに決まるとすると、この3頭のいずれかが勝利する。
前走はドバイシーマクラシックで3着。その前は去年のジャパンCまで遡る。 比較的前目の位置から速い末脚を使えるタイプで馬券に絡み易い。 東京は唯一2着になっているコースでリバティアイランドとしては苦手なコースかも知れないが、東京での数値や実績も高く問題はないと思う。 腹周り立派すぎみたいなニュースがあったので仕上がりは少し気にしてみた方が良いかも。
前走は宝塚記念で3着。ブローザホーンに0.3秒差の3着。 阪神ではよく走り強い印象だけれど、東京はやや未知数なところもある。 ダービーでタイム差なしの4着に負けているけれど上り3F最速タイムの33秒0で走れていて能力はこのメンバーでも劣らない。 重馬場の宝塚、皐月賞で少し負けているので道悪の時は少し割り引いた方が良いかも知れない。 陣営のコメントがやや弱気なところが少々気になるけれど、大阪杯1着から宝塚記念3着の安定度に期待したい。
前走毎日王冠で逃げてシックスペンスに0.1秒差の2着。A値66SA値132と高い数値で走れていて、東京競馬場は得意条件だと思う。 今回最も逃げそうな馬で、楽に逃げることが出来て上り3F33秒の脚が使えれば馬券に絡めるチャンスが出てきそう。 岩田康誠騎手騎乗に乗り変わり後5戦して馬券内率100%だったけれど今回は望来騎手に乗り変わりややマイナス評価。
前走はオールカマーで勝利し重賞を2連勝中。 33秒前半の末脚は新馬戦や1勝クラスの時に東京1800m戦で計測していてスピードがある。 前目の競馬で速い末脚が使えるタイプでリバティアイランドとタイプが被り、この2頭の争いが少し楽しみ。 今回のレベルの相手と走った経験が少なく、セントライト記念でソールオリエンスに0.3秒差で完勝しているのが一つの指標。(新馬戦では負けている) ルメール騎手がジャスティンパレスではなくレーベンスティールを選んでいる辺り非常に興味深い。
前走は重馬場の宝塚記念で10着と大敗。天気や馬場を理由に挙げていたので馬場状態によっては少しマイナスした方が良いかも。 その前はドバイシーマクラシックでリバティアイランドに0.1秒差の4着と今年は少し成績不振。 去年の天皇賞秋ではイクイノックスに0.4秒差の2着に入っていてプログノーシスやダノンベルーガ、ドウデュースらに先着しているけれど、2000m戦では黄菊賞移行勝ち星がなく少し距離が短いかも知れない。 ルメール騎手から坂井騎手に乗り変わりとなりややマイナス評価。
前走は重馬場の宝塚記念で6着に負けている。 その前のドバイターフでも5着に負けていて今年はやや成績不振ながら、前走の数値はA値69、SA値145と十分に高い。 33秒前半の末脚は持っていないけれど、ダービーでレコード勝利をするなど、常にS値67以上のかなりレベルの高いレースで使われていて実績は上位。 そのため、レースタイムが早ければ早いほどドウデュースにとって展開が向き易くなり、遅めのタイムだと末脚勝負で分が悪くなりそう。 この馬にとってのベストは実績でも数値でも2400m前後くらいで2000mは少し短い気がする。
前走は新潟記念で3着。重賞勝利経験がなく実績不足感はあるものの馬券内に入る確率は非常に高く相手になりに走れるタイプのように思える。 中団前方くらいから進めるタイプで速い脚が使えるタイプで、上り3Fで33秒前半の脚が使えるので展開も向き易そう。
本命◎ |
12リバティアイランド
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対抗○ |
1ベラジオオペラ
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単穴▲ |
9ホウオウビスケッツ
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連下△ |
7ドウデュース
11ジャスティンパレス
14レーベンスティール
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穴馬× |
8キングズパレス
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