エプソムCの展開と予想2024年

東京
11R

エプソムCの展開と予想

1800m 芝 良 🌞

エプソムカップの傾向

道悪率高く、展開もバラバラ気味

RPCIは51~56くらいで平均~スローペース傾向です。 スローペースでは1分46秒前後、平均ペースでは1分45秒台のレースになり、S値69、A値60くらいの早いタイムになる傾向。 6月ということもあり道悪での開催も多く、道悪時は平均ペースになり1分47秒前後のレースタイムになり上がり34秒5前後で、S値70とかなり早いタイムが必要。 良馬場の時は1分45秒前半~1分46秒前半くらいのタイムでS値55~65くらいと少し早いくらいのタイムが必要になる。 上がり3Fのタイムは年のよってバラバラで32秒7~36秒台までと非常に幅があり、中央値では34秒3前後になる。 このペースで展開が向きそうなのはラケマーダ、トゥデイイズザデイ、ヴェルトライゼンデ、アルナシームあたり。

逃げ・先行が有利

過去10年で逃げ馬が馬券に絡んだ年が5回あり、逃げ馬は抑えておいた方が良さそう。 最終コーナーで3番手以内にいた馬が13頭馬券に絡んでいて、2~3番手で進めるような馬にも注意が必要。 前目に着けている馬がかなり有利になり、最終コーナーで14番手以降の馬はここ10年で1頭も馬券に絡んでいない。 RPCIが50前後の平均ペースの時に差し馬有利な展開になる模様。 2022年と2020年の結果を見ると重馬場以上の道悪になると差しが届き難くなりそう。 上がり3Fの最速馬はここ10年で4回1着になっていて、6頭が馬券に絡んでいて末脚が使える馬も有利な展開になり易い。 今年前から行きそうな馬はセルバーグ・シルトホルン・ラケマーダ・トゥデイイズザデイあたり。

良馬場時は数値の相関関係が強く、SA値が特に強い

数値との相関関係が強く、特にSA値1位~4位の馬は過去10年で8頭が1着になっている。 他の数値でも相関が強く、SP値・TSA値が高い馬が馬券に絡み易い傾向。 どちらかといえばSP値やS値などスピード系の値の高い馬が馬券に絡む 例年は多くの数値で1~2位で数値が圧倒的に高い馬がいて馬券に絡んでいるけれど、今年はかなり数値が分散していてるため予想が難しくなりそう。 数値で目立つのはSA値とTSAが1位、NSA値とA値が3位のグランディア、SP値・S値・NSA値が1位でSA値2位のヴェルトライゼンデの2頭。 次いでA値1位SP値3位のレーベンスティール、TSAとA値2位でSP値3位のトゥデイイズザデイ、TSAとNSA値が2位のニシノスーベニアなど。

有力馬診断

トゥデイイズザデイ

TSA値2位、A値2位、SP値3位と数値が飛び抜けているわけではないけれど全体的に数値が高い。 前走は少し数値が微妙で新潟の谷川岳Sをメイショウチタンに0.2秒差の2着。 2走前、3走前は2~3番手につけてA値68以上SA値136と非常に高い数値で勝ち負け出来ていてエプソムCの展開に合いそう。 東京は初だけれど新潟で好走できているので問題はないと思う。 RPCI54~55くらいのスローペース展開で高い数値で走れていて展開が向きそう。 S値が低くなるような遅めのタイムだと結果に結びつかないケースが多い。 重・稍重でもSA値130台で走れているので、道悪も問題なさそう。

16グランディア

TSA値1位、SA値1位、A値とNSA値が3位と数値は非常に高い。 数値は優秀なのだけれど、どちらかというと中山や京都など直線が短いコースで強いタイプのように思う。 2023年のむらさき賞で東京を走り1分45秒2、上り3Fタイム33秒7でA値64、ローシャムパークに0.1秒差の2着になっている。 この時の数値で走れると馬券に絡める可能性もありそう。 2023年以降A値60、SA値120~130と数値が安定して高いがずば抜けて高いのではなく安定して実力を発揮できるタイプ。 今回の相手だと展開が向かないと少し厳しそうで、切れる脚がないため5~6番手前後で進められれば。 稍重を2回経験していて良馬場と変わらない数値で走れているので、道悪はそこまで影響し無さそう。

レーベンスティール

A値1位、SP値3位で末脚が切れるタイプ。3歳1勝クラスを勝ち上がった時の上り3Fが33秒0とかなり早いタイムだった。 前走は新潟大賞典で11着と大敗。この時の敗因では入れ込み過ぎと気性面の問題を挙げている。 2走前のセントライト記念ではソールオリエンスに0.3秒差をつけて勝利。 3走前はラジオNIKKEI賞でエロトンバローズに0.1秒差の3着。 前走を除く4戦は全て上がり最速タイムで走れていて、エプソムCの展開には向きそうで気性面の問題が出なければ勝ち負けになりそう。 不良馬場でA値74と高い数値で走れているので、道悪は大丈夫そう。

ヴェルトライゼンデ

SP値・S値・NSA値1位でSA値が2位。数値や実績は最上位なので復帰の状態次第。 2023年の大阪杯以来の出走で屈腱炎を克服し1年2か月ぶりのレース。 前回も屈腱炎による長期休養があり、1年5か月後に復帰を果たした鳴尾記念では勝利しているだけに、可能性はある。 1800mはこの馬にしては少し距離が短く、1800m戦の上り33秒0くらいのスピードについていけるかは少し疑問。 道悪は変わらない数値で走れているので問題なさそう。

10シルトホルン

前から行きそうな1頭。SA値が2位、TSA値が5位と数値はそこそこ。 前走メイSでは逃げてA値64、SA値130の3着。 白富士Sでは良いところなく8着。 その前の東京はオクトーバーSでは2番手で進めて上り3Fタイム34秒3、A値68のSA値135でヤマニンサルバムに0.2秒差の2着。 オクトーバーSの時の走りが出来るとここでも勝負になりそう。 2番手で34秒3のタイムはエプソムCの一つの勝ちパターンでもあるようなので展開は向きやすそう。 オクトーバーSの時が重馬場だったので、道悪でも良さそう。

17ニシノスーベニア

TSAとNSA値が2位、S値が3位。 1400m~1600mの短い距離を舞台に戦ってきていて今回初めて1800mに距離を延ばす。 ハイペース~平均ペースの息が入らないようなワンペースのレース経験が多い。 今回必要になりそうなスローペースは久しぶりだけれど、逆にそちらの方が合うかもしれない。 東京の1400m戦では32秒6の上りを出せていて東京の直線は合いそう。 ここ2戦稍重の中山1600mでA値65以上、SA値130以上で好走できているので、道悪の方が良いかも知れない。

× マイネルケレリウス

AG値1位、SP値とA値が5位の末脚番長。 前走東京の3勝クラス2000mの特別レースを上り33秒5、A値63、SA値129で勝利してオープン入り。 東京と新潟で実績があり直線切れる末脚がある。 ややスピード不足だったためかS値60を超えるレースでなかなか勝てなかったけれど、前走初めて勝利して持続スピードも身に付いたように思える。 前走久しぶりに後ろから進めて結果が出たので、今回も中団後方くらいから進めて切れる末脚を見せてほしい。 道悪の経験はないため判断は出来ないけれど馬場が渋るのはあまり良くなさそう。

× 13ラケマーダ

数値はそこまで高くないけれど、東京で2戦2勝と得意な舞台。 1600mの方が合いそうだけれど5~6番手くらいに着けて進められそうで展開が向き易そう。 今回は石橋騎手に乗り変わりになりますが、データ的には比較的東京が苦手な感じ。 人気薄になるようなら馬券に絡めたい。

管理人による馬券予想

本命◎
1トゥデイイズザデイ
対抗○
16グランディア
単穴▲
6レーベンスティール
連下△
4ヴェルトライゼンデ
10シルトホルン
17ニシノスーベニア
穴馬×
7マイネルケレリウス
13ラケマーダ