安田記念の展開と予想2024年

東京
11R

安田記念の展開と予想

1600m 芝 稍重 🌂

安田記念の傾向

平均ペース、早いタイムで上がり最速馬

RPCIは48~52くらいで平均ペースかややスローペースくらい。前半比較的早いタイムが多い。 S値70を超えることが多く、スピードが求められる傾向が強い。 スタートからゴールまでずっとハロンタイム11秒のペースが続き、息が入らない展開になることが多い。 しかし、ここ3年はRPCI52~54といずれもスローペース傾向で3~4コーナーで少しだけ脚を貯めるような展開になっている。 レースタイムは中央値で1:31.5前後くらいのタイムとなり、上り3Fのタイムは33秒0前後になる。 ここ10年のレースでは2022年を除く9回上がり最速の馬が馬券に絡んでいて末脚が最も切れる馬が主軸になりそう。

AG値が高く全体的に数値が高い馬が良さそう

TSA値、AG値、SA値辺りに弱い相関関係がありそう。 タイムが早いほど数値が高い馬に有利な展開になる。 どれかの数値に特化した馬というよりも多くの数値で色がついている馬が絡み易く総合的な能力が必要になりそう。

差し優勢で比較的後ろが有利

基本的に差し馬が優勢で中団>後方>好位>前の順に優勢なイメージ。 先行する場合は1:32.0以上に遅いタイムのペースで進めるか前から33秒0くらいの末脚で走れるかのどちらか。 7番手~12番手くらいで進めて末脚が鋭い馬が狙い目となりそうです。 稍重・重馬場などになるとより更に後方有利になりそう。

久しぶりに外国馬の参戦

2018年以来6年ぶりに外国馬が2頭参戦。 過去に外国馬が優勝したのは3回あり、最後は2006年のブリッシュラック。 今年参戦のうちの一頭はGIを4連勝しているロマンチックウォリアー。 前走QE2世C(香港2000mのGI)でプログノーシスにクビ差で勝利し3連覇している。 他にも2022年以降香港のシャティン競馬場では3回日本馬とのレースがあり全てに勝利している。 1600m戦+日本の芝なので少し得意条件からは離れそうな気はするけれど、実績は当然最上位。 19戦していて14-3-0-2という化け物で久しぶりに外国馬の安田記念制覇の可能性は十分にありそう。 もう一頭のヴォイッジバブルは逆にマイルが一番得意な距離になりそう。香港スチュワーズカップでGIを勝利していて、2023年以降シャティン競馬場でのGIでは複勝率100%と安定した成績。 ドバイターフでは13着と負けていて、今回日本での競馬でどうなるか不透明だけれど馬券に絡める可能性はありそう。

有力馬診断

10ソウルラッシュ

前走は読売マイラーズCに出走しセリフォスに0.3秒差の勝利。 3走前のマイルCSではナミュールにタイム差なしの2着となっている。 全体的な数値だけで見るとどの数値も高く総合値では一番ながら、AG値がやや低く例年の傾向を見ると差されて2着なんていう可能性が高そう。 馬単・三連単2着流しとか良いかも知れない。

パラレルヴィジョン

ここ2戦中山&1600mへの距離短縮でA値66,64でSA値130台と高数値で2連勝している。 この2戦はどちらも前からの競馬なのでやや安田記念の傾向には合わない気がするものの2勝クラス、1勝クラスで東京芝コースを経験していて、この時の数値もどちらも高く東京は得意そう。 2勝クラスの時に東京2000mで上がり3Fタイム33秒1で走れていて、東京の芝は得意なのではないかと思う。 距離短縮+東京が得意なら数値はさらにプラスになり、今回の相手でも勝ち負けになりそう。

ロマンチックウォリアー

香港から参戦のGI6勝馬。主戦場はシャティン競馬場の2000mですが、その成績は今回のメンバーと比較しても圧倒しています。 5月の世界ランキングではシャフリヤールやウシュバテソーロと並んで6位で現在の香港No1ホース。 問題は日本の高速馬場への適応力。過去1600m戦は2回経験していますが、どちらも1分33秒台の比較的遅いタイム。 1分31秒台のスピードレースへの対応が一番のカギになる気がする。 未知数ではあるものの明らかに実績上位で馬券に絡めざるを得ない感じ。 スピード不足の可能性があるので時計がかかるような重い馬場の方が合いそう。

13ステラヴェローチェ

数値はだいぶ微妙だけれど、前走大阪杯の4着はA値63、SA値129とボチボチで阪神は比較的得意そう。 10番手前後で進められるタイプなので展開的には向き易そう。 道悪が大得意で荒れれば荒れるほど良く不良馬場ならかなり重い印でも良さそう。 稍重くらいかな?という想定でこの印で良馬場だったら評価を下げたほうが良い。

17セリフォス

前走は読売マイラーズCに出走しソウルラッシュの0.3秒差の2着。 前走だけで言えば位置取り展開なども含めソウルラッシュに完敗している。 去年の安田記念2着や2022年の富士Sで1着と東京のマイル重賞で実績がありA値66~67、SA値135と非常に高い数値で得意な条件。 しかし、富士Sを境にA値が少しずつ下がっている辺りは少し気になるところ。 その分タイムが上がっているのでSA値的には変わらずという印象ではあるものの、東京向きではなくなってきたような気がする。 重馬場くらいまで悪くなると消して良さそうな気がする。

ナミュール

悩ましい一頭パート1。 前走はヴィクトリアマイルに出走し大きく出遅れ良いところなく8着まで。 出遅れやドバイからの帰国後で調整期間が短かったなどが問題点に挙げられていた。 東京では上りの数値が低く苦手なのではないかと思うので抑えまで。

× 15ヴォイッジバブル

香港から参戦のGI馬。ロマンチックウォリアーと同じく世界ランキングでは15位にランクインしている実力馬。 ロマンチックウォリアーと比べると見劣りはするものの主戦場がマイルなのでこちらも侮れない一頭。 安定した成績を残す相手なりに走れるようなタイプに見えるのだけれど、早いタイムの経験がなく消しで良いのではないかと思う。

12フィアスプライド

悩ましい一頭パート2。 前走ヴィクトリアマイルではテンハッピーローズの0.2秒差で2着、マスクトディーヴァやナミュールには先着している。 ここ3戦は好位からの競馬を指定て好成績を残せていて、今回も好位からの競馬になりそう。 府中牝馬Sでは後方からの競馬で上がり3F32秒6で走れているので東京は問題なさそう。 好位から進めた場合は早い脚が使えないようだけれど、前走前潰れ気味のVMで2着に粘ったのは評価できそう。 今回はパラレルヴィジョンとタイプが被っていて、どちらか一方と考えるとパラレルヴィジョンの方が数値が高く、相対的に考えて消しかなと思っている。 AG値99がとても怪しいし、どちらか一方で・・・とか考える時って割と両方来るのだけれども。 残念ながら道悪になりそうなので消し。

レッドモンレーヴ

東京1400mで強く、前走京王杯スプリングCでは後方からの競馬でタイム差なしの2着。上がり3F32秒2の超高速タイムでS値68、A値71の高数値だった。 ここ最近勝利からは離れているけど末脚は健在で今回のメンバーでも展開が向けば頭までありそうな一頭で前回と同じ末脚が使えれば十分勝負になりそう。 今年のAG値100はレッドモンレーヴで前走の上りが驚異的だった。 末脚勝負なら間違いなく一番高く、安田記念でなんだか良くわからんが一着になる馬像に一番当てはまる。 しかし、稍重くらいのコンディションになりそうなので消し。良馬場なら馬券に絡めたほうが良いと思う。

管理人による馬券予想

本命◎
10ソウルラッシュ
対抗○
9パラレルヴィジョン
単穴▲
7ロマンチックウォリ
連下△
5ナミュール
13ステラヴェローチェ
17セリフォス
穴馬×
15ヴォイッジバブル