過去15年間の勝利馬は14頭が差し馬で、唯一ソウルスターリングのみ好位から勝利している。 2400mと距離が長く、ほぼスローペース展開になる。息が入らずずっと速いペースが続く場合と息が入り直線勝負になる場合の2パターンがありずっと早めのペースになるケースが多い。 去年のリバティアイランドやアーモンドアイは6番手から勝っているが後方からが多く、6番手より後ろからの競馬で上がり最速値が出せる馬が有利になりやすい。 ペースはRPCI54~55.5くらいのスローペースが多くレースタイムは2:24.0前後、上り3Fは33秒9前後が平均値になり、S値63、A値60くらいになる予想。
桜花賞の1着馬が明確にオークスでも活躍していて53%がオークスでも1着になっている。 桜花賞の3着まではいずれも活躍していて、桜花賞2着の複勝率は50%、3着馬の複勝率は38%といずれも高い。 忘れな草賞1着馬の勝率が21%と高めで次いでフローラSの1着馬の複勝率、3着馬までの複勝率が高い。 オークスの1着馬は過去15年間で16頭いて、その全てがこの3レースのいずれかから出ていて、今年は対象馬が9頭いる。 桜花賞からは勝利馬ステレンボッシュ、3着馬ライトバック、4着馬スウィープフィート、8着馬クイーンズウォーク、9着馬サンセットビュー、13着チェルヴィニア。 忘れな草賞勝利馬のタガノエルピーダ。 フローラSからは勝利馬アドマイヤベルと2着馬のラヴァンダ。
数値で最も目立つのはAG値。過去10年でAG値100の馬が10頭いて8頭が馬券に絡んでいる。 2023年リバティアイランド(1着)、2022年スタニングローズ(2着)、2021年ユーバーレーベン(1着)、2019年クロノジェネシス(3着)、2018年ラッキーライラック(3着)、2017年アドマイヤミヤビ(3着)などなど。 勝率はそこまででもないですが、複勝率ではかなり高い相関関係がある。 SP値100も比較的高く、2023年リバティアイランド(1着)、2022年スターズオンアース(1着)、2020年ウインマリリン(2着)、2019年クロノジェネシス(3着)、2016年シンハライト(1着)など。 今年のAG値100はライトバック。次いで高いAG値95はチェルヴィニア。SP値100はスウィープフィートでSP値90のステレンボッシュと続く。
ここ3年、数値に関係なく馬券に絡む人気薄の馬がちょいちょいいる。 2023年ドゥーラ(3着)、2021年ハギノピリナ(3着)、2020年ウインマイティー(3着)など(スタニングローズやカレンブーケドールはAG値高かった) 基本的にはどの馬も距離が伸びて良くなるタイプで東京未経験だった。 去年のドゥーラを見ると阪神1600mでアホほど負けていたけど他は全て掲示板なんてパターンもある。 東京が未経験な場合や1600mで明らかにA値や順位が落ちている馬は要注意かも知れない。 今年東京が未経験なのはパレハ、ミアネーロ、ランスオブクイーンの3頭。 ミアネーロはフラワーCも勝っていて1600mのみ負けている、ランスオブクイーンは2000mではA値もSA値も上がっている(モレイラ騎手の騎乗が要因な気がするけれども)ので可能性が0ではなさそう。
桜花賞馬。SP値90、AG値85、NSA値とTSA値1位。SP値はスウィープフィートに、AG値はライトバックにやや劣っているようだが実績はもちろん最上位。 新馬戦で1800mを選択していることから長距離向きを想定していたことが伺え距離の問題はなさそう。 連対率が100%で好位からの競馬と後方からの競馬のどちらでも実績があり、自在性もあり安定性は一番。 今回は前からの馬が多く中団後方からになる予想。 ここ2戦阪神でS値64、67と非常に高いレベルのレースでアスコリピチェーノと競り合い1勝1敗。 桜花賞と同じような展開が予想されるけれど、ライトバックやチェルヴィニアの末脚が脅威なので中団くらいから進めた方が良いかも。 東京での出走は経験がありA値66と高い数値で走れていて、東京での問題はない。 騎手は戸崎騎手に乗り変わりで東京は問題なし。ほぼ毎回騎手が変わっているので大きな問題はないと思う。
AG値95。前走は騎手替わりで出走した桜花賞で13着の大敗。休養明け、騎手替わり、長距離輸送、直線不利といくつか敗因要素はありそう。 桜花賞以外では全てA値66~70の非常に高い数値で走れ、東京1600mのアルテミスSではライトバックにも上がり3Fでも0.4秒差をつけて先着している。 末脚が切れるけれど実は前から進めるタイプで、楽に先行させると誰もついていけなくなりそう。 新潟1800mの未勝利戦で最も高い数値で走れているので、距離延長は問題ないと思う。 ただし、数値が良かった3戦は全てS値55~56のやや緩めのレースタイムだった点には注意。 桜花賞と同じように速いタイムだった時に末脚が爆発しない可能性がありそう。 S値の最大値が桜花賞時の59なので、これより早いタイムではついていけなくなるのかも? 今回はルメール騎手騎乗に戻る点、得意な東京が舞台ということで巻き返しに期待したい。 S値65くらいでも得意の末脚が使えるのであれば最有力。
桜花賞3着馬。AG値100。 アルテミスSではチェルヴィニアやサフィラに後れを取っているけれど、やや気性難なのか入れ込みが激しかったとのコメントあり。パドックなどで様子を見た方が良いかも。 アルテミスSでの数値が比較的悪いので、東京の直線が苦手な可能性もあるかも知れない。 位置取りは後方からの場合と中団からの場合があり、前回届かなかったステレンボッシュに合わせ中団後方からになりそうな気がする。 AG値が示す通り上りの切れ味はチェルヴィニアと同等で、かなり後方からでも届く可能性が高いオークスは展開が向き易そう。 距離は1800mで走れているので能力的には問題がないけれど、やはり気性面で問題が出なければ。 気性的な問題が出なければ有力な一頭になりそう。 騎手は引き続き坂井騎手で東京はやや苦手そう。
前走桜花賞は8着と大敗。クイーンCまではA値が高くいずれも上り最速値で走れていたものの桜花賞では凡走。 早い展開、内枠で重い馬場、距離などいくつか敗因要素はありそうだけれどはっきりとはしない。 早い展開で少し足が残らなかった感じだった場合、似たような展開になり易いオークスでは展開が向かない可能性が高そう。 クイーンCではA値65と高い数値で勝てており東京は向きそうで、距離的な問題だった場合はさらに+αあるかも。 チェルヴィニアと同じく桜花賞で大敗しているため、レースタイムはやや遅い方が歓迎。 引き続き川田騎手騎乗の予定で騎手的な問題は全くない。
SP値100。桜花賞4着馬。 桜花賞ではライトバックと共に最後方から直線末脚勝負で上がり3F33秒0で4着に入っている。 末脚勝負ではライトバックの上り32秒8に少し置いて行かれた印象。 エルフィンSでも同じくライトバックに差されて負けているので末脚勝負では少し分が悪くなりそう。 ここ2戦は後方から進めているけれど、好位や中団くらいから行く可能性もある。 距離延長については新馬戦が1200mだったこともありやや不安材料。 父スワーヴリチャードの産駒成績的は中長距離の勝率は高いけれどEIがかなり低いく距離適性は不安。 東京は初で左回りも初だけど長く脚を使える東京は合いそう。 武豊騎手に乗り変わり後SA値がどちらも130を超えていて、S値も65,68と非常に高い。 チェルヴィニアとは逆に速いレースタイムでもA値が落ちないので、ハイペース展開は歓迎。
前走はスイートピーSを勝利して3連勝と勢いがある一頭。 馬体重の増加と共に数値も上がってきていて順調に成長していることが伺える。 A値が低いけれどスイートピーSではS値63、SA値121と高めの数値で東京で2勝しているのも好材料。 前から行って展開が向けば馬券に絡む可能性もありそう。 騎手は引き続き石川裕紀人騎手だが東京は比較的苦手傾向。 もう少し人気薄になるかと思っていたけれど・・・。
前走未勝利戦を勝利した馬。過去15年内に未勝利や条件戦からオークスに出走して馬券に絡んだのは0頭。 前馬未踏のシンデレラストーリーなんて可能性を秘めている一頭。 東京未出走なので実は東京が得意で爆走!!なんて可能性がある。 ここ2戦距離が2000mに伸びてSA値120弱の高数値、A値60越えと良い数値で勝ち負けしていて、特に前走は馬体重を440kgに増やしA値64、上り最速値で勝てている点が良い。 前述のとおり、意味わからず馬券に絡んで来るタイプに一番似てる。 購入する馬券の買い方にもよるけれど、3着イメージで絡めたい。
数値がずば抜けて高いということはないけれど、東京の2000mで安定した実績があるのが強み。 特に前走のフローラSはS値60と例年のフローラSの中でも早い方のタイムで勝利している。 フリージア賞や百日草特別では直線で届かず負けているため、もう少し前で走れないと勝ち負けまでは厳しそう。 今回は末脚が切れる相手が多く現時点では能力差的に厳しい印象。2400mのオークスならあるいは距離の特性で馬券に絡む可能性もあるけれど。 オッズが合えば抑えに入れるかも?
前走は忘れな草賞の1着。数値はそれほど目立たないけれど、距離が伸びて1着になったのは高評価で今回さらに距離延長で数値が+αある可能性がありそう。 勝利馬(スウィープフィート)のS値が68だったチューリップ賞ではスウィープフィートに差され2着のセキトバイーストには追い付かず負けていて、早いレースタイムになると勝ちの目がなくなりそう。 2400mの距離でやや遅めのレースタイムでなら馬券に絡める可能性がある。 騎手はM.デムーロ騎手に乗り変わりになるが、東京はやや数値が低く少し苦手そう。 上りが少し遅いところが気になる。新馬戦はA値68ととても高かったのだけれど、朝日杯FSやチューリップ賞と相手が強い時に末脚が使えてないのでレースタイムが早い展開だとこのメンバーでは難しそうなので消し。
サリオスの全妹で超良血だけれどここ2戦は負けが続き数値も低いため、成長が感じられない。 クイーンCで9着と大きく負けているが、息が入らないまま4コーナーで失速していて、同じような展開になる可能性が高いオークスでは厳しいと思う。
フラワーC勝利馬。 1800m戦で2戦2勝していて、中山1800m+津村騎手騎乗なら走るのは間違いなさそう。 距離を伸ばして+αあるかも知れないけれど、少し数値が低すぎる印象。 東京は未出走なので、実は東京大得意でした!と爆走する可能性はある。
フローラS2着馬。距離が延び東京になった前走で数値が上がっていれば評価出来たけれど、そこまで大きく変わらなかった。
本命◎ |
7ステレンボッシュ
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対抗○ |
12チェルヴィニア
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単穴▲ |
14ライトバック
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連下△ |
2クイーンズウォーク
5コガネノソラ
13スウィープフィート
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穴馬× |
18ランスオブクイーン
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