ペース配分・レースタイム共にバラバラで、その年によって変わります。
上がり3ハロンのタイムは32.9~33.4秒くらいの早いタイムが必要でどのペース・タイムでも3ハロンタイムが早い馬が勝つ傾向が強いです。
通常は1:32.2前後のタイムで上りは33.3前後くらいになり、今年も恐らく同程度のタイムになると思います。
好位~中団後方で進められ、上りで33秒前半の脚が使える馬が狙い目だと思います。
逃げて穴を明けたヴィルシーナやミナレットの例もあるので、大穴で逃げ馬を探すのも良いかも知れません。
数値の中ではNSA値が一番相関関係が強くなり、近走の数値が高い馬やマイル戦、東京で数値が高い馬が狙い目になるようです。
数値が高くなるということは、レースタイムが早いもしくは上り3ハロンのタイムが早いのどちらかになります。
ただし、遅いレースタイムで上がり33秒0の時と早いレースタイム時の33秒0では当然後者の数値が高くなります。
今年NSA値が高いのはマスクトディーヴァ(129)テンハッピーローズ(128)、ナミュール(126)、フィールシンパシー(125)、モリアーナ(124)、フィアスプライド/ドゥアイズ/ウンブライル(123)です。
レースタイムが1:31.5よりも早くなるような時はSP値やAG値が高い馬が馬券に絡みやすい傾向です。
2021年、2020年、2019年、2016年が早い時計でいずれの年でもSP値が高い馬が目立ちます。
例年のヴィクトリアマイルの傾向ではペースに合わせた位置取りが重要になりそうです。
後ろ過ぎても前過ぎてもダメな傾向。逃げ馬は自分でペースが作れる分馬券に絡むこともありますが後方からになるとかなり厳しいです。
2023年1番人気のスターズオンアース(3着)は自身よりAG値の高いソングラインには差され、同程度のソダシには差し届かない位置だったように思えます。
2022年1番人気のレイパパレ(12着)は前残り気味のレースでしたが、1600mでS値65以上が出せるスピードがないのでスピード負けしたのかと思います。
今年で言うとナミュールとマスクトディーヴァの2頭が人気になると思いますが、マスクトディーヴァは1600mで最大のS値が6着時の63なのは不安材料で早いタイムの場合は未知数となります。
逆にナミュールは富士SのS値70があるので早いタイムの時は問題ないのですが、A値が比較的低めなので通常~遅めのタイム時は末脚勝負で分が悪くなりそうです。
SP値100と最高値で1800mローズSでレコードタイムを出している。 複数のペースで実績があり自在性がありそうなのがとてもヴィクトリアマイル向きで好材料。 1600m戦でのS値の最高値が63とやや低いものの、1800mのレコードタイムがあるので、スピード的な問題はないと思う。 東京新聞杯で大きく負けているけれど、東京が苦手というよりは大きく出遅れた影響で足を残せなかったとのことでその中で上がり3F33.2で走れているのは評価できそう。 前走の阪神牝馬Sと同じように少し前目か中団くらいで進められるとメチャクチャ強い。 阪神牝馬Sの1着馬は過去10年で10頭がヴィクトリアマイルに出走し2020年のサウンドキアラ(2着)以外馬券に絡んでいないというジンクスがあります。 唯一2008年のエイジアンウインズのみ阪神牝馬S1着のあとヴィクトリアマイルでも1着になっています。 鞍上は前走から引き続きモレイラ騎手で東京は得意。
稍重の前走は9着と大敗していますがその前3走はA値65前後SA値130前後と高い数値で走れている。 東京1800mの府中牝馬Sでは上がり最速32.6で走れていて東京も合いそうで、特に32.6の末脚は強い武器になりそう。 ここ5戦では稍重でどちらも9着と大きく負けていて数値も低く、道悪になった場合は消し。 逆にここ5戦内の良馬場では重賞レースで1着1回4着2回と安定した成績で走れている。 引き続きルメール騎手騎乗で、良馬場のターコイズSでは非常に高い数値で勝っているため今回も期待できそうです。
番手や好位から進められ、重賞3戦して0-2-0-1と比較的安定している。 3勝クラスの紅葉S勝利時のタイムが1:31.9、上がり3F33.4秒と十分ヴィクトリアマイルで通用する数値を出せている。 道悪の時には極端に数値が落ちるのですが、それでも中山牝馬Sは0.3秒差の4着と安定していて今回のメンバーでも相手なりに走りそう。 騎手は引き続き横山琉人騎手の予定で、実績は少ないですがフィールシンパシーとの相性は良さそうなのでここで初重賞&初GI制覇なんて可能性もあるかも?
前走中山牝馬Sを勝利。2走前は東京1800mの初音Sを上がり33.5のタイムで2連勝中。 初音Sの数値がとても良いので馬券に絡む可能性は十分ありそうです。 しかし、東京1600mになると不思議と数値が悪く、実績も悪くなってしまいます。 前走の中山牝馬Sを含めて逃げた時には全勝していて今回も恐らく逃げるのではないかと思います。
道悪の出走が多い雨女的なモリアーナ。かなりの末脚番長でここ4戦はA値65~71と非常に高い数値。 良馬場の前走は阪神牝馬Sでマスクトディーヴァに0.3秒、ウンブライルに0.2秒差で負けているけれど、上りはウンブライルと同タイムの32.9秒の最速値。 SP値がマスクトディーヴァに次いで95と高く、これは紫苑Sの数値が大きい。 AJCCでもS値が高かったので中山が得意なのだと思う。 後方からの競馬になるため展開次第になりますが展開がハマれば強そうです。
古馬戦になってやや凡走気味なイメージですが、クイーンC1着、オークス2着と比較的東京が得意で、1600m戦の桜花賞やクイーンCで一番数値が高く距離もマイルの方が合いそうで、ヴィクトリアマイルは得意条件な気がします。 久しぶりのマイル戦ですが好位から行けると馬券に絡める可能性もありそう。
AG値100。特に東京でA値が高く65前後の数値が出せている。 後方からの競馬なので勝ちきれないことが多いですが、展開が向けば十分馬券に絡めそう。 1600mは少し距離が長いのかSA値130を超えたケースはないけれど、東京1400mのパラダイスSで上がり3F32.7で走れているのが好材料。
マイルではSA値125前後とそこそこの数値で走れる。 東京で1800m戦で後方から上がり33.1や2000m戦で好位から33.3で走れるなど、末脚だけなら十分通用するレベル。 東京は比較的得意なようなので、前から進めたり展開が向けば馬券に絡める可能性もありそう。
今回数少ないGI馬のうちの1頭。実績最上位で去年のマイルCSを勝っている。 東京1600mのGIIIである富士Sも勝利していて、この時の数値はS値70、A値62と高い。 東京新聞杯でも同じような数値で2着になっているのですが、上り3Fのタイムが33.8や34.0と今回のメンバーで末脚勝負になった時は少し厳しいと思うので、思い切って消し。 S値では出走馬中最高値で東京1600mの実績もあり良さそうに見えるのですが、今回は相手が悪く後ろから行っても中盤から行っても一枚上の相手がいるイメージで去年のヴィクトリアマイルと同じように末脚勝負では分が悪くなりそう。 S値は最高値なので、1:31.5よりも早いレースタイムになると馬券に絡み、勝ち負けまでありそう。
マイル戦の実績は良くて特に阪神での数値が高いので阪神競馬で今回のメンバーであれば重い印をつけていたと思うのですが、 データ的には東京での数値、特に上がり3Fの数値が悪くヴィクトリアマイルの傾向には合わないんじゃないかと思うので消し。
2022年の秋華賞馬でナミュールやスターズオンアースに勝利しています。 秋華賞の時にはすごく強い馬が現れた!とワクワクしていたのですが次走のエリザベス女王杯を境に調子を落としてしまっている感じです。 前走大阪杯は10か月の休養明け、その前のヴィクトリアマイルでは左前脚の腱周囲炎と敗因はハッキリしていそうですが、ここで大復活!とまではいかない気がします。
| 本命◎ |
6マスクトディーヴァ
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|---|---|
| 対抗○ |
2フィアスプライド
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| 単穴▲ |
14フィールシンパシー
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| 連下△ |
4コンクシェル
7ハーパー
13モリアーナ
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| 穴馬× |
9テンハッピーローズ
11ルージュリナージュ
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