フローラSの展開と予想2024年

東京
11R

フローラSの展開と予想

2000m 芝 良

過去のフローラステークスの傾向

スローペースになりがち

例年の傾向ではRPCIが56~59のスローペース傾向が強いです。後方から進める場合、直線に入るまでにある程度前にいないと差し切れない可能性があります。 勝ち時計は1:59.5前後が目安です。 2020年以降の4年間は逃げ・先行馬が勝っていて、過去10年で見ても前から進める方が馬券に絡み易い傾向です。 後方からの場合、上り3Fで33秒台のタイムが必要になりそうです。

レース間隔は短い方が良い?

比較的短い間隔でレースに挑むケースが多く、実績数でも1か月以内でのスパンに勝利馬が集中しています。 ローテーションとしては前走を重賞で負けた馬もしくは1勝クラスを勝利した馬の好走が目立ちます。

直線勝負が重要

向こう正面から4コーナー途中までで息が入り、最終コーナーからペースが上がり3ハロンの勝負になるケースが多いです。 結果的にスローペースになるため、ある最終コーナーで良いポジションを取れてないと厳しくなります。 上がり3Fで33.2~34.0くらいの上りタイムが必要になります。

荒れやすいレース

三連単の平均配当では年間重賞140レースの中で110番目の数値で荒れやすい傾向です。 過去10年で三連単の配当が10万円を超えたケースが6回、1番人気が1着になったケースが1回しかありません。 過去14年での単勝オッズ10~20倍の勝率が10%と比較的高く、4~5番人気くらいが狙い目かも知れません。

有力馬診断

8アドマイヤベル

前走フリージア賞はタイム差無しの2着。好位~中団で進めて33秒台の末脚が使えるのでフローラSの展開に合いそう。 SA値115、A値62くらいで数値は優秀です。 3戦全てRPCI55以上のスローレースで、フローラSで見られるような極端なスロー展開の経験が多く安定して馬券に絡めそう。 横山武史騎手に変更となるのは好材料になると思います。

14クリスマスパレード

中山で2戦して2勝の無敗馬。番手から進めて直線も粘る脚を使えるので最近のフローラSの勝ちパターンにハマりそう。 東京・左回りは初ですが、キタサンブラックの産駒は東京の芝で良く走るので大丈夫だと予想。 鞍上も引き続き石川裕紀人騎手騎乗で問題なさそうです。 RPCI55を超えるようなスロー展開は経験がないので、やや早めのペースに持ち込めたほうが良さそうです。

3ラヴァンダ

前走はチューリップ賞で0.7秒差の7着。こぶし賞、つわぶき賞と1勝クラスで惜しいレースが続いている。 SA値が前走122、その前が110台と高めで、A値も60前後あり数値的に安定して高く成績の安定さに表れている。 今回は初の東京競馬で長距離輸送があり、2000mも400mの距離延長となる点に注意が必要。 父シルバーステートの産駒成績からは中距離は良いものの東京はあまり良くないようです。 騎手は岩田望来騎手に戻りますが、これまで騎乗した騎手の中では望来騎手が一番合いそうです。

1バロネッサ

良血馬のバロネッサは兄にドゥラエレーデ、叔父にサトノダイヤモンドがいます。数値が上昇傾向で成長が伺え、前走東京の未勝利戦を勝利。 前走勝利時の数値がSA値123、A値63と非常に優秀で数値的には出走馬中一番良く見えます。 ルメール騎手から津村騎手に変わる点はマイナス材料。

13カニキュル

前走はフラワーCで0.3秒差の6着。2走前は東京でSA値114で勝利していて、東京の方が合いそうです。 勝利時のタイムが1:59.5とフローラSの勝ち時計ラインなので、この時の走りが出来れば勝ち負けまでありそうです。 ここ2戦はやや後方からの競馬なので今回も中団やや後方辺りで進めることが予想されます。

× 11ユキワリザクラ

前走は中山で逃げて1着。 稍重でSA値118、A値60と高めの数値で勝利。 逃げて早めの上りを出せるのはフローラS向きだと思います。 今回東京や左回りが初めてで、未知数なところがある。 騎手は戸崎騎手から鮫島克駿騎手に乗り変わり。 ペース配分は2戦ともスロー徐々に加速型で良い結果を出せているので、去年のようにやや早めに仕掛けたり逃げて常に早めのラップを刻めたりすると展開が向きそうです。

管理人による馬券予想

本命◎
8アドマイヤベル
対抗○
14クリスマスパレード
単穴▲
3ラヴァンダ
連下△
1バロネッサ
13カニキュル
穴馬×
5メアヴィア
7コスモディナー
11ユキワリザクラ