ラジオNIKKEI賞の展開と予想2024年

福島
11R

ラジオNIKKEI賞の展開と予想

1800m 芝 良 🌞

ラジオNIKKEI賞の傾向

平均~ハイペースで1分46秒台のタイム、末脚も届く

RPCI49~53までその年によってまちまちで、基本的には平均ペースになることが多い。 ラップタイムはどのペースの時も11秒8くらいのタイムになる。 瞬発力よりも持続スピードが重要になる傾向で、向こう正面から徐々にペースが上がっていく形。 マイルからの距離延長組よりは2000m以上の距離短縮組の活躍が目立つ。 2024年は後方から進める馬があまりいないので、ハイペース気味になりそう。 RPCI51前後、レースタイム1分46秒4、上り3Fタイム34秒4、S値64A値63くらいになる想定。

先行馬が有利で、上り3Fの最速馬は後方からでも馬券に絡める。

過去10年間のラジオNIKKEI賞で上がり最速馬が8年馬券に絡んでいて、2018年のフィエールマンは最後方13番手から2着に入っていて末脚鋭い馬には展開が向き易そう。 しかし、勝利馬が後方から勝ったのはここ10年では一頭もいなくて、基本的に先行有利なレースになる。 馬券に絡んだ30頭中18頭は最終コーナーで3番手以内につけている。 逃げ馬はここ10年で1-2-3-4と馬券に絡み易い傾向で連対率で30%、複勝率60%と馬券に絡めておいたほうが良さそう。 今年逃げそうな馬はセットアップ、ウインマクシマム、メイショウヨゾラあたり。 末脚で最速値になりそうなのはオフトレイル、サトノシュトラーセ、ショーマンフリートあたり。

数値の相関性は低く、馬の成長・福島との相性・展開など別の要素が重要になりそう

各馬の数値は過去のレースから能力を算出している値。数値の相関性が低い場合、馬の成長度・コース相性・レース展開などの方が重要になることが多い。 強いて言えばSA値の相関性が少しだけ認められる。今年のSA値1位は116のサトノシュトラーセ。 前が有利で末脚も必要になるレースとなるので、前から行けて末脚が使える馬に傾向が向きやすい。 ドスロー展開での実績ではあるけれど前から行って末脚鋭いオフトレイルや、逃げて上がり34秒台で走れそうなウインマクシマム辺りが合いそう。

穴馬の傾向

とにかく逃げ馬。 過去10年間のNIKKEI賞で馬券に絡んだ逃げ馬は全て7~12番人気の穴馬達。 2022年ショウナンマグマ(8人気2着)、2021年ノースブリッジ(7人気3着)、2020年バビット(8人気1着)、2018年キボウノダイチ(9人気3着)、2017年ウインガナドル(8人気2着)、2015年マルターズアポジー(12人気3着)。 数値に関係なく馬券に絡む傾向が強いので、やや人気薄で逃げそうな馬がいれば積極的に馬券に絡めるのが良さそう。 2024年の出走予定馬の中ではヤマニンアドホック、セットアップ、メイショウヨゾラが該当しそう。

有力馬診断

サトノシュトラーセ

前走青葉賞でシュガークンに0.2秒差の4着で勝ち馬には届かず、2~3着馬には差される内容。 直線で少し不利があったのでややプラス補正しても良いかも知れない。 ここ2戦は中団~後方で進めているけれど、その前4走は前から進めている。 SA値、SP値、A値、NSA値1位、S値3位と数値では最上位。 小倉2000mで結果が出ているので福島は合いそう。 前走同様デムーロ騎手騎乗予定で、前走も青葉賞で勝負できていたのでここでも良い勝負が出来そう。

オフトレイル

ここ3戦A値が60を超え、前走は白百合Sでミナデオロの0.2秒差2着。この時の数値がA値67SA値124と高く1800mで数値が伸びているのは好材料。 好位から進めて上りの脚が早いけれど、ここ3戦はRPCIが高くスローペースで直線勝負型での結果で今回RPCIが51くらいで持続スピード勝負になると武器になる末脚が使えないかもしれない。 AG値1位、A値SA値NSA値が2位と数値はとても高く、早いペースでも走れる可能性は十分ある。 アーリントンC以外では全て馬券に絡んでおり安定さがある。

メイショウヨゾラ

実績が最も低い一頭で逃げ予想のうちの1頭。 唯一の牝馬で最軽量ハンデの51kg。 前走1勝クラスで4着に負けているが、この時の数値が一番高くA値60、SA値116とボチボチ。 ここ3戦全て逃げているので、今回も逃げる可能性が高いけれど、フェアリーSの時は好スタートながら4番手になり負けている。 今回のメンバーだと逃げるのも少し厳しいかも知れないが、逃げられたら馬券に絡める可能性があるかも? 逃げ馬が吉田豊騎手に乗り替わるあたりも楽しみ。

10ミナデオロ

前走白百合Sでオフトレイルに0.2秒差で勝利。前から行けるタイプで、2走前は好位から上がり最速値で勝利し前走は逃げての勝利。 前走逃げて1分46秒台で勝利出来た点、A値67、SA値126と高い数値なのが好材料で2走前も違うレース展開で同程度のレースタイムで勝利している点も良い。 西塚騎手へ乗り変わり後から連勝しており、騎手との相性が良さそう。 TSA値1位、S値2位と数値もなかなか高い。 前走の数値がA値67、SA値126と高く成長曲線は右肩上がりに見える。 レイデオロ産駒・西塚騎手共に重賞未勝利で勝利できれば重賞初勝利になる。

ヤマニンアドホック

中山の良馬場で2勝している。前走は逃げてA値63、SA値117と高めの数値で勝利。 どちらもスローペースでの勝利で早いレースタイムや平均ペース以上の展開は未知数なところがある。 前走逃げて勝てているので今回も逃げる可能性が若干ありそう。 複勝率100%なので安定して馬券に絡めるタイプだと思う。 前々走は重馬場でやや数値が下がっていて特にAが極端に低かったので良馬場の方が良さそう。

× 11ジュンゴールド

能力は高いけれどここ2戦は重賞での出走で大敗が続いている。 新馬戦、紫菊賞で大差で勝っていて気持ち的な問題が出なければここでも馬券に入れるくらいの走りは出来そう。 スプリングSも大敗しているものの他馬と変わらない上りを使えている。 A値で64・66の数値も出せているので、後はどの位置からでも馬の気分次第で。

× セットアップ

逃げそうなうちの1頭。 前走はサウジダービーで11着。朝日杯では番手で進めジャンタルマンタルに0.5秒差の7着。 2歳時は2-1-0-0と活躍しているが今年日本での出走例がなく能力値の上昇度もデータからは推測が出来ず、逃げ馬というところから抑え程度に。 良く言えば1800mで連対率100%で重賞も買っており実績最上位。最重量ハンデ58kgの斤量なのはマイナス材料。 ただしいずれも2歳時9月までのレースで好走例は札幌で逃げた2勝のみなので能力はデータからは測りきれない。

管理人による馬券予想

本命◎
8サトノシュトラーセ
対抗○
5オフトレイル
単穴▲
2メイショウヨゾラ
連下△
4ヤマニンアドホック
10ミナデオロ
穴馬×
3セットアップ
11ジュンゴールド