福島牝馬Sの展開と予想2024年

福島
11R

福島牝馬Sの展開と予想

1800m 芝 良 🌞

過去の福島牝馬ステークスの傾向

中山牝馬ステークス組が目立つ

福島牝馬ステークスは中山牝馬Sからの福島牝馬Sに出走するケースが非常に多く、馬券に絡むのも中山牝馬Sの出走馬が多い。 特に中山牝馬Sで1着だった馬の連対率は1-3-0-0と100%の信頼度で、2着だった場合も3-1-1-5と複勝率50%と高い数値。 中山牝馬Sで馬券に絡まなかった場合でも馬券に絡む可能性が十分にある。

上がり3Fが早い馬が勝つ

2017年以降、上り3Fタイムが1位もしくは2位の馬が勝っていて、前で競馬をする馬の勝利が少ないです。反面、二桁の人気薄で馬券に絡むのは1~2番手で進めて逃げ粘るケースが多い印象です。 2024年の出走馬は前で進めるタイプの馬が多く、タガノパッションやファユエンなど後方から競馬をする馬に展開が向きそうで、前から進める穴馬を絡めると良いかも知れません。上がり最速馬が勝つことが多いのですが、前走で上がり最速だった馬はほとんどいません。

持続スピード型向き

3コーナー辺りから徐々にペースが上がっていくような展開が多くワンペースになりやすいので瞬発力タイプより持続力タイプに向く展開となる可能性が高そうです。 スローペースからハイペースまでその年によって様々な展開が見られます。RPCIが52以下の場合は1分47秒0くらいの勝ち時計になる傾向で、1800mでこのくらいのタイムを出せることが勝利の一つの条件になりそうです。 RPCI 54以上のスローペースの場合は1分48秒前後のレースになり、最終コーナーで7番手までに入らないと後方からは届かないレースになります。

SP値の色付きの活躍が目立つ

画像は2023年の福島牝馬Sの結果。 1着は8番人気のステラリアでしたが、SP値は100と最高値で勝利しています。 他の年の結果を見てもSP値の色付きの活躍が多く、通常のレースよりも関連性は高いようです。 今年の出走予定馬ではキミノナハマリアが100、エミューが85、グランベルナデットが65と3頭の色付きがいます。

有力馬診断

16グランベルナデット

前走初富士Sを勝ち上がりオープン入り。去年の忘れな草賞を勝っていて、2つの出世レースを勝っている。 SA値は120中盤くらい、A値は58前後と高い。 3勝は全て良馬場の2000mで道悪の場合はマイナス評価になる。 1800mはやや距離短縮だけれど1:47.0くらいのタイムは出せそう。 福島は初出走になりますが中山で実績があるので大きな問題は無さそうに思えます。 勝利したレースではいずれも前からの競馬で今回も前から行くことが予想されます。 騎手は前走同様に横山武史騎手騎乗。大外枠はマイナス材料です。

1コスタボニータ

重賞は未勝利ながら馬券に絡むことも多く今回のメンバーでは実績上位。SA値120前半、A値が55前後と数値は普通~高めくらいの数値。 ここ5戦中3戦で早いペースのレースを経験していて、このペースで走れれば例年の勝ちタイムに余裕で届きます。 どちらかと言えば早いタイムの方が好成績を残せていて、稍重のレースで比較的好成績のため道悪は歓迎。 4~6番手くらいの位置で進めて安定した成績を残せているので、今回も比較的前の方で進めるのではないかと思います。 騎手は今回岩田望来騎手(初騎乗)に変わりどうなるか。最内枠なので馬群に揉まれなければ。

11タガノパッション

前走は中山牝馬Sで上がり最速ではあったものの内枠での道悪が響き6着。前々走は愛知杯での2着と実績十分。 数値はやや不安定ながら後方からの競馬になりA値が高めになるため、SA値も130近くになることがある。 結局3勝クラスは勝てていないもののオープンでも重賞でもあまり変わらない成績で安定している。 中団後方くらいからの競馬が多く、3~4コーナーで前に出ていく競馬が多い印象でここ数年の福島牝馬Sでの勝ちパターンに一番ハマりそう。 ペースに関してはスローペースでもハイペースでも実績がありどちらでも良さそう。 騎手は愛知杯の時と同じ菱田騎手に変わり、この時と同じ走りが出来たら勝ち負けになりそう。

10キミノナハマリア

2000m競争を主戦場としていますが、1800m戦で2-0-1-0と非常に優秀な成績。去年の10月以降、馬体重を500kgに増やしてから4戦全て京都競馬場で安定した成績が続いています。 数値は少し低めでSA値114前後、A値60くらいです。クッション値は柔らかい方が実績が高く、道悪の方が歓迎だと思います。 今回騎手は鮫島克駿騎手に戻る予定ですが3回騎乗して1-1-1-0と成績が安定しているので問題はないと思います。 ペースはほぼスローペースの経験のみなのですが、タイムの早かった紫苑Sでも4着に入っているので早くても問題ないのかも知れません。

14フィールシンパシー

前走は中山牝馬Sで0.3秒差の4着。SA値125前後、A値60前後と数値では上位ですが、どちらかというとマイルの方が合いそうです。 画像のグラフはラップタイムが早い印が多いですが、多くは1600mの印で、1800m以上だとだいぶ落ちる印象です。 ターコイズSで2着に入っていて今回のメンバーでは実績上位。 好位~中団くらいの競馬が多く、ターコイズSでは逃げての2着だったので逃げる可能性も若干あります。(福島牝馬Sや福島芝のオープン競争は逃げの成績があまり良くないので確率は低そう) 福島は初レースになるけれど、中山で実績があるので大きな問題は無さそうです。 同じ理由で道悪時に数値が下がるので大きなマイナス要素になります。 騎手は引き続き横山琉人騎手騎乗の予定です。

× 9エミュー

去年フラワーCを勝利して以来、馬券に絡まず低迷しているものの、道悪の時に数値が高くなる。(フラワーCも不良馬場での勝利) 後方からの競馬になると思いますが、例年の福島牝馬Sなら展開次第で届くケースが多くあり、早いペースや雨天時などは馬券に絡めたい。 今回は前から進めそうな馬が多くいてペースが速くなりそうな気もしますので、展開は向きやすいかも知れません。

× 6エリオトローピオ

福島だけは100%馬券に絡む福島競馬の鬼で3-1-1-0と安定した成績。その他の競馬場では最高位4着。 数値は低くSA値110弱くらいですが、福島は特に上がり3Fの数値が良く60前後くらいにまで上がります。 格上挑戦にはなりますが福島なら可能性は十分ありそうで、人気薄になるようなら馬券に絡めたい。(福島では人気になりがち)

管理人による馬券予想

本命◎
16グランベルナデット
対抗○
1コスタボニータ
単穴▲
11タガノパッション
連下△
10キミノナハマリア
14フィールシンパシー
穴馬×
6エリオトローピオ
9エミュー